あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがい申し上げます。
おおみそかは
ぼくが幹事をして33年ずっとつづいている貞宝カントリークラブでのゴルフコンペ、通称「みそこん」で今年を締める。しもちゃん、公文に加え静岡からショウちゃんがかけつけてくれた。朝家を出るときは寒かったがコースに出るとぽかぽか陽気。スコアはかろうじて80台で凡庸きわまりないが楽しい時間だった。ゴルフで疲れたのもあって年越し蕎麦に海老を乗せて喰って午後9時には床につく。これも例年と同じ。
sho
久しぶり参加のショウちゃんフロム静岡 貞宝カントリースタート茶店にて

新年は午前二時起床。ロロピアーナタスマニアン150のブラック無地スーツ、今日着はじめたロイヤルカリビアン白無地のシャツ、アンジェロフスコのシルヴァーグレー無地のタイ、チェレリーニのベルト、チャーチのコンスルという今年最初の装いに身を固め深夜の錦を出た。近鉄名古屋駅朝三時発鳥羽行特急に乗る。新年の伊勢神宮参りはもう二十年以上続いている父親が始めた当家年中行事の一。神宮はご利益を求めるところではなくパワースポットではもちろんない。人として生まれ日本という場所で生きることができた感謝のこころを捧げる場所。今年も日本が食べ物に困らず国民みんなが平和に過ごせる祈りを神宮に捧げる。夜明け前の神宮の森はただただ厳か。神宮を護る民の焚く焚き火の火のあたりだけが火の色に染まる幽玄としか語ることができない景色の中、豊受大神宮の正殿に歩を進める。外宮と言われる豊受大神宮は延暦23年(804年)に編纂された社伝『止由気宮儀式帳』によれば、雄略天皇22年、天皇の夢に天照大御神(内宮祭神)が現れ、「自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の等由気大神(とようけのおおかみ)を近くに呼び寄せるように」と神託したので、同年7月7日、内宮に近い山田の地に豊受大御神を迎えて祀ったのに始まる。 真新しい檜の鳥居をいくつかくぐり昨年までの古い正殿が有った場所の向こうが昨年の御遷宮からの新しい正殿。おごそかにおごそかにそこに存在する。

外宮を参った後、タクシーで内宮、皇大神宮まで移動する。宇治橋前には宇治橋越しの初日の出を拝む人たちが沢山いる。それを横目に宇治橋を越え正宮に向かう。朝5時なのに参拝客は本当に多く毎年毎年増えてくる気がする。岩でくんだ垣の階段をのぼると正宮だがなんとそこで偶然きんぼしをやっている上の弟家族に会う。約束もしていないのに毎年だいたい伊勢神宮の神域のどこかで会う。父親がつづけてきた正月の伊勢参拝を弟の家でも家族全員で続けている証でとても頼もしく思った。
IMG_4431
内宮正宮前にて。正装始め。
IMG_4434
ことしの飲み始めとして伊勢神宮内宮でお神酒を頂く。今年も飲むよ。
IMG_4438
神宮をまもる民から甘酒を頂く。新年の滋養。

近鉄名古屋駅に戻ったのは朝の9時過ぎ、家に帰りしばし仮眠。そして昼過ぎに家族全員で覚王山の向こうにある我が家の先祖が眠る墓地に墓参。正月一日にに墓参するのは、昭和初期、熱田沢上でお茶店を経営していたわたしの祖父がお正月に亡くなったのに由来する。 それから氏神様である那古野神社で初詣。地元の神社なのでだいたい近所のだれかに会うがことしは同級生のスギノに出会う。それから袋町福生院様に参って恒例の一月ついたちの行事となる。

いまから兄弟があつまり正月の宴が始まる。それも恒例の楽しみ。 
IMG_4447
墓前には弟がお正月に相応しい可愛い花を供えてくれていた。これも美徳の伝承か。
IMG_4451
那古野神社では中学高校の同級生スギノに会う。