お知らせしましたように本日は南柏で行われる田中駿平先生の告別式。今東京行きののぞみに乗って車中でこれを書いています。
名古屋から会場まで黒い告別式用のいでたちを着るのはちょっと気がひけます。周りの人にお葬式のイメージを与えるのはあまり良いことではありません。そこで私はロロピアーナタスマニアン150ナチュラルブラック無地のスーツを着て、中にロンドンストライプのシャツ、ネイビービーズリーのタイそしてポケットチーフをあしらいます。いわゆるビジネスブラック。これなら誰もフォーマルウェアと気づく事はありません。周りの人へのささやかな気配りです。この方法は昼はお仕事、夕方お通夜参列のケースにも使えます。黒ネクタイの代わりに蝶ネクタイとウイングカラーシャツを使えば昼はビジネス夜はパーティというケースも。ナチュラルブラック無地はとても便利なスーツです。
会場に着いたら近くの洗面所で白いシャツ、黒いネクタイそしてポケットチーフを抜いた告別式向けのフォーマルウェアに着替え、故人、ご親族の方に哀悼の意と敬意を表します。
ナチュラルブラック無地のスーツならこのような二刀流の着こなしが可能となります。日本の百貨店で推奨されるスーパーブラックはいかにも略礼装専用となりビジネスブラックとして使えません。
告別式でのネクタイにディンプルはダメ。
クラシックなビジネスウェアのネクタイはプレーンノット=フォアインハンドにディンプルをあしらいます。良いですよねきちんとディンプルが決まった時。でもフォーマルではディンプルをつけてはいけません。エクボ(笑窪)はそんな時にはふさわしくありません。覚えておいて欲しいティップスです。





