洋服のお手入れについて

お洋服のお手入れにつきまして

お洋服のお手入れにつきまして。スーツ、ジャケット。パンツを長くご愛用いただくために気をつけることをご説明いたします。

1、二日続けてスーツを着ない。

ウールには適度な湿気を与えると自然にもとの形に戻る形状記憶機能が備わっています。しかしそのためには時間が必要。着用の際できたシワも時間が経てばやわらぎます。ですからいくら気に入ったスーツでも休ませずに2日つづけてご着用する事は避けてください。出来れば一週間に一度くらいの着用が理想ですが、最低でも中2日以上休ませるようにしてください。
ウールは生き物、休養が重要です。そうしますと長くご愛用いただけます。パンツも着用したらすぐにパンツハンガー(写真)に吊るしておくと、2日から3日くらい経過するにしたがい織り目がついたカタチにもどっています。パンツハンガーは当店で500円(税込)で販売しています。できるだけズボンプレッサーも使わないほうがいいでしょう。

つるしたパンツ

2、着用後はハンガーにかける。

夜ご自宅にお帰りになりましたらスーツのジャケットはハンガーにかけておきましょう。できれば細いハンガーでなく太いハンガーの方が望ましい。
オーダーサロンタナカでは納品時にはご希望で
1.太いハンガー(右写真)不織布のカバー付き 
2.持ち運びに便利なガーメントバッグつきの細ハンガー
のどちらかをお選びいただけます。やはり保形性能にすぐれた太いハンガー(写真下)は人気。ハンガーは一本800円(税込)で販売もしています。

3、毎日のお手入れはブラッシング。

一日着たスーツはハンガーにかけて静電気の起きない豚毛など天然毛のブラシで上から下へ毛並みに沿ってブラッシングしておきましょう。こうしておくと繊維の中の入り込んだほこりも取れてひんぱんにクリーニングをしないでも良くなります。ブラッシングはご自身でできる最大のケア。カシミアなどの柔らかいものは白い馬毛などの柔らかいブラシ(カシミア用と書いてあります)普通のスーツは豚毛のブラシが使いやすいのです。

ブラシは2024/3/10現在、shojiworks社のカシミアブラシ4000円(税込)ウールブラシ4000円(税込)をお取り扱いしております。

カシミアブラシ4000円(税込)
ウールブラシ4000円(税込)

4、小さなほころびなどはひどくなる前にケア

スーツも年月が経つと小さなほつれやスレなどが見つかることがあります。ボタンが取れかかることもあるでしょう。そんなときは早めに修理に出してください。早ければ早いほど安価に確実にできます。 当店でオーダーいただいたスーツ、ジャケット、パンツについての修理を承っております。また体型の変化によるウエストの調整は2500円(税込)から。どうぞご相談くださいませ。

5、クリーニング

最近は溶剤などもよくなりましたがやはりクリーニングは羊毛の自然な油分を服から取ることになりスーツの風合いにとっていいものではありません。できるだけブラッシングをまめにすることによってスーツを清潔に保ちシーズン中はクリーニングしないでシーズンが終わったらクリーニングするほうがいいでしょう。しかし汗をかく夏はシーズン中にクリーニングすることは避けられないかもしれません。

また時々しか着用のチャンスがない礼服、タキシードは着用後はクリーニングして保管いたしましょう。すこしでも汗、汚れのついた状態での長期保存は服地、染料に悪影響を及ぼします。 信頼おけるクリーニング店を探すのも重要です。洋服についてよく知っている担当者のいるクリーニング店なら仕上がりも期待できるでしょう。一般的にチェーン店より個人経営のクリーニング店がいいと言われております。