ピッティウオモ2日目、円安で日本人の姿は決して多くありませんが、全体の人数、そして賑わいはコロナの前の状況に戻ったと感じます。3つの会社とのアポイントをこなし、順調に取材も続け充実したピッティウオモとなりました。

ピッティウォモにて
ピッティウオモにて

午後フィレンツェからミラノまで電車で戻りました。ミラノは来月のミラノ、コルチナオリンピックで活気があります。予約した市内のホテルに着き、窓を開けると、ミラノのドウオモが目の前いっぱいに広がり、改めてその素晴らしさに感動。

ミラノのドゥオモは完成まで約600年かかりました。一人の人生では、その始まりも終わりも見ることができません。もうすぐ完成するであろうバルセロナサグラダファミリアのなんと3倍かかっています。

ミラノ人は自分の人生を超えることを忘れ完成を夢見て石を積み続けました。一方、元日にご参拝した伊勢神宮は20年ごとに建て替えられます。短いようですが一生の中では、せいぜい4回ほど経験できるのみ。わたしの場合次のご遷宮までは生きられるにしても次の次はまず無理でしょう。

木と石の大きな違いはあれど、建物はその都度新しくなりますが、作り方は受け継がれ、思想は変わりません。ミラノは人生を超えて続く建築、伊勢は、人生の中で継承されていく建築です。

どちらも完成が目的ではなくて精神の継承を目指している気がします。ミラノ大聖堂に向き合い人生の短さと文化を振り返る時間でした。

ホテルのベランダから
久しぶりに聖堂に登る
聖堂から市街を望む。
ひとつひとつ作り込んで600年
内部は林立する石柱
人間の奇蹟でもある。