ピッティイマジネウォモでの忙しい時間を経てミラノで一泊、そして早朝にはミラノリナーテ空港からスペインマドリードへ。今回のアフターピッティはスペイン、トレドです。
丘の上に建つ茶色の石造りの古都。世界遺産でもあり間違いなくフォトジェニック。麓に川が流れる丘の上に、細い路地が続く美しい街はヨーロッパでもとりわけ素敵な場所の一つでしょう。


ここはエルグレコの活躍した街で、多くの名作がこの街の教会、美術館に残っています。エルグレコは写実を超越した味わいのあるバロック系絵画を残しています。バロックのゴッホとでも言えるかもしれません。日本では大原美術館で「受胎告知」を見ることができます。



エルグレコの絵を巡りながらお腹がすいたので、1件の食堂に入りました。そこで娘から突然LINE があり「ルビー婚おめでとう」とのこと。全く忘れていました。
40年前の寒い雪の1月15日、若宮八幡神社で結婚式を挙げ、親戚や友達が来てくれたことを思い出しました。10年20年は短いですが、40年はさすがに長い。フォーマルウェアに身を包み、機嫌よく披露宴で盃を傾けていた親戚達は我が母を残すのみで誰もこの世にいません。
当時、スーツ素材を販売する問屋、羅紗店がたちゆかなくなり、従業員さん全員にやめてもらい、家族だけでテーラーに転業したばかり。先行きどうなるかわからない中、浜松から妻は来てくれました。以来、妻がこの長い時間の流れに付き合ってくれたことを感謝するのみです。


