昨日は多くのお客様にご来店いただき、ロロピアーナの素材で春のジャケット、スーツをオーダーいただきました。円安で値段が上昇している中ですが、良いウール、カシミアを求めて世界中へ赴き買付けて素晴らしい服地を生産するロロピアーナ社の姿勢に共鳴いただくお客様の多いことを実感した一日でした。ありがとうございました。
思い出の山、山の思い出
ミラノ、コルティナオリンピックが開会、テレビではアスリートの熱戦を放送しています。初めて見るフリースタイルのスキーは世界のヤングレディたちよくあんなスゴイ技が出来るなと関心しきり。でもその背後の山の景色に心動かされていました。
コロナ前夜、2019初夏、6月ピッティイマジネウォモに参加後、フィレンツェサンタマリアノベッラ駅からヴェネツィア行きの列車に乗りました。降りたのはヴェネツィアサンタルチア駅の一つ前のメストレ駅
。ここは水の都ヴェネツィアではなく普通の街。ここからバスで1時間半、山あいのコルティナダンベッツオに向かいます。
川沿いをバスで走って行くと車窓から見える山が険しくなり心踊ります。そしてコルティナダンベッツオの街に着いた瞬間の景色は忘れられません。

たった2泊の滞在でしたが、山の料理屋に歩いて行ったり、岩山、夏の雪渓を歩いたり、山小屋のようなホテルでなぜかレイモンドチャンドラーを読んだり、自分の人生で最もいい旅でした。山で過ごした良い気分が忘れられず、コルティナダンベッツオからミラノの街そして成田に戻ってもずっと登山靴を履いていました。
テレビからあの時の山の姿を見ると6年前の自分、その間の生き方など陳腐な言い回しですが走馬灯のように思い出されるのでした。



