今日、12月10日は父の満17年の命日に当たる。今朝は当家の仏壇の前で僧侶にきていただき弟達家族と読経、17年前ぼくたち兄弟は父の死の前後はつらい日々が続いたのだった。そんな日々のことを家の座敷で顔を合わせたぼくたち兄弟は言葉に出す事もなかったが、無言のなかでも17年前のさまざまな思い出が脳裏に去来したのがわかった。
昨日は静岡市中心部、浅間通りに住む叔父叔母が当家にやってきた。母の実家の当主である叔父は大正14年生まれなのでもう80歳はとっくに過ぎているが静岡から若い人のつきそいもなく新幹線に乗ってきて偉いなあと感心。若い頃当家の近くで働いていた叔父はひさしぶりの名古屋の街がなつかしそうだ。そこで当家の近く、名古屋錦三が誇る中華料理の名料亭「芳蘭亭」で食事をすることにした。 「芳蘭亭」の二瓶オーナーシェフはとても研究熱心な方で新しい中華料理、注目されている新しい中華食材をつねに追求している。朝柳橋市場に買い出しに行くと二瓶さんに偶然お会いする事も多い。芳蘭亭の料理はとても気に入っているが予約の際、田中さん、今回はいままでに食べた事のない新しい料理を出しますよ!と言われ、とても期待していた。
「芳蘭亭」460-0003 名古屋市中区錦3-9-30 tel052-951-8181
日も暮れて、錦三に「芳蘭亭」の灯がともる。
左から母、叔父、叔母。
名古屋、中華料理界の雄「芳蘭亭」二瓶オーナーシェフみずから料理の説明。
左からよっぱらい車海老、中華野菜の膾 生春巻き、極上のイクラと蒸し鶏
さんまのスモーク 生帆立中華風味 ふくの皮とくらげ 紹興酒がすすんでしまう。
清羹スープに播磨灘の牡蠣のボイル
海の華、白子のフリッターをXO醤風味で、ミルクのフリッター
カブと烏賊の炒め物。ゆず風味
毛ガニの芙蓉蟹トリュフ乗せ。
じっくり煮込んだフカヒレが一枚のったフカヒレ丼
シメに極めてさっぱりした支那蕎麦
デザートは栗のプリン