今朝出社したら机の上に2年前なくしたと思っていたボールペンが置いてあった。妻が掃除していたら机の裏から出てきたそう。そのペンはモンブランのスターウォーカーというボールペンで8年ほど前にイタリアから帰国途中のルフトハンザ機内で買ったもの。メジャーでお客様の寸法を測りボールペンで正確に記入するのがぼくの一番の仕事。だからボールペンは大事な道具であるのだが、べつに100円以下のペンでも全く問題はないので以前はこだわりもなしにその辺にあるものを使っていたが、あるときロロ・ピアーナ社の担当者からいい洋服店は良いペンを使っているものだと聞き、ならばと奮発した。メジャーでお客様の身体の寸法を取り3枚複写の用紙に寸法を記述するのでボールペンの筆圧高くして書かなければいけないしそもそも用紙が薄い紙なので細字だと紙が破れてしまう。だからそのペンは太いペンでペン先のリフィールも太字の黒に変えてある。 さっそく描いてみるといつものなめらかな書き味。
失くなってもボールペンなどかわりはいくらでもあると思ってはいたが見当たらなくなって少し寂しいきがしていたが帰ってきたペンで字を書いてみると久しぶりの友と再会した気がした。
清水の舞台から飛び降りる気で買ったモンブラン
来るべき散歩に備え空いた時間に読んだ本。