先週の水曜日の休日、出張ついでに横浜に行く。我が街の美術事情が悲しいことになっていることへの逃避ではないが、横浜美術館で原三渓展を見る。書画骨董という広範な知識を必要とする世界で縦横に活躍した文化、経済人のコレクションは見応え充分、オーディオガイドも借りてじっくり観る。横浜市内にある原三溪の世界を具現化した三溪園にも行きたくなったので今度行ってみよう。そして開館30周年を記念した横浜美術館のコレクションも見る。現在活躍するアーティスト、淺井裕介、束芋、今津景、菅木志雄にキュレーションを委ねたコレクションは見応えある作品群をさらに高める展示法でそれは素晴らしかった。お目当ての原三渓展も良かったがこちらは想像以上の高レベルな展示で胸が高鳴るほどでした。嗚呼、芸術家でもないものを監督に委ねたあいちときたら。
趣味人の人生は楽しい。ただしこの孔雀明王画は前期展示で、見られなかった。残念。
横浜美術館の通路に宮川香山の名作!まさにバロック。
これも宮川香山、明治期の産業リアリスム。
淺井裕介が子供と書いた壁画に名画が。いいなあ横浜美術館。
こころをえぐるベーコンの一枚
パリの終戦記念日のオリジナルプリントにJWウェストンが。
誰が書いたか知らないけどぐっとくる。
これも感じるものがあった。誰かはしらないが。
誰だろう。ダリだ。
菅木志雄がキュレーションした部屋。
そして馴染みの中華料理店で腹ごなししたあと、元町に行き、FUKUZOさんで買い物。ハマトラが流行った1970~80年代、タツノオトシゴのワンポイントで有名になったが、ここは今でも自社縫製、自社デザイン、日本縫製でがんばる大好きなお店。10年前ここで買ったスポーツタオルは、ゴルフ、登山、温泉巡りに欠かせないマイフェヴァリット。使い続けるに従いどんどん使い心地がよくなる。あと何枚か欲しいと思って7時の閉店間際だがお店に伺ったら新しいデザインが出ていて3枚買った。