一度は涼しくなったのにいつまでも暑さが残り、秋が来ないから、こちらから迎えに行きました。天気予報が晴れだったから朝5時に自宅から車で高速をひた走り立山へ。ケーブルカー、バスを乗り継ぎ標高2300m室堂に着いたのは午前10時10分。今まで登ったのは7月だったから残雪のある景色。そして季節の深まった10月はもっと雪があると誤解していました。下の町には雲もありましたが雲海の上は雲一つない快晴。
目の前に広がる景色はベージュとグリーンと少し赤が混じるなんともまるでツイード秋の色。これで4度目の立山の主峰、雄山登山。この夏8時間以上苦しい行程の登山を3回こなしてきたから楽に一の越に着いて、雄山へのチャレンジももう苦ではない。日ごろ錦三丁目というゴミゴミして空気の悪い都会に住んでいるのでおやすみには爽やかな空気をあじわいたい。美味しい空気をいっぱい吸いながら南の方を見ると槍ヶ岳や穂高、八ヶ岳に加え富士山もくっきり見える。ここ立山は日本海に面した山。富士山は駿河湾、太平洋に面している。富士山が見えるということは日本列島、本州の幅を実感できるということ。うーむジオグラフィック!雄山頂上はもう摂氏5度を切ってすごい風。ウインドブレーカーのフードがありがたかったな。