やっと秋になりました。身体がまだ夏なので季節の変わり目で動きが鈍い気がしますがだんだんなれてくるはずです。これでウールのスーツも楽しめる季節になります。
9月23日から11月19日まで名古屋市美術館で開催の福田美蘭展にやっと時間ができて本日朝から行きました。福田美蘭は6年前大原美術館の新館で見つけ、面白い絵なので注目していました。見つけた絵はこれ。
お父様は有名なイラストレータの福田繁雄、おじいちゃんも有名な童話画家で東京藝術大学にいる頃から注目されていました。彼女の大規模な展覧会は初めて見るのでとっても楽しみにしていました。カルダーの巨大なモビールのある名古屋市美術館に入りわくわくしながら入場。一枚目は貴重な着物を来た福田美蘭ご自身が迎えてくれました。楽しめます。画力も抜群だし、発想が極めて楽しい。また美術というのはなんだろうかと深く考え、名画のデフォルメなどそれを絵で表現しているのが面白い。彼女の抽象画は苦手だそうで、すべて具象画で、特にアートファンでなくてもだれでもきっと楽しめます。
尖閣問題や911など世の中の問題も、へんな理念ではなく、プレーンな気持ちで真正面から取り組んでいるのがほんとうに好感がもてます。また今も世界の苦しみの大きな原因になっているロシアによるウクライナ侵攻も真正面から取り組んでいます。ウクライナ問題はプーチンが悪いのはもう明らか。彼女はプーチンの顔を描くことでそれを訴えているようです。
この展覧会は必見です。名古屋市美術館常設展もからめて楽しめますよ。