今年3月に亡くなった現代日本を代表する彫刻家船越桂の版画「踊る紙片」(Dansing paper)を春頃にオークションで購入しました。当家の玄関に飾っていますが、先代の亡父の横顔に似ているとちょっと思っていました。絵画の好きなお客様に昨日お見せしたらこれは森村泰昌だというんです。わたしは不勉強で存じ上げなかったので、調べてみたらまさしくその通りです。オールド・マスターの絵画に扮した写真で知られる森村泰昌の横顔を描いた船越桂の版画というのもまた絵画ファンには面白いですよね。気がついてなかったことを気づくのもまたスリリングな体験です。
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