今朝、わたしの娘が通っている中学校の入学式がありわたしはPTAのお手伝いをささやかにしているので参列した。新一年生の体格は案外大きいが制服はまだ身体に合っていない。でもその合っていない制服姿がまたういういしく思える。中学の三年間は一番身体が成長するころでだぶだぶで袖も長かったセーラー服、詰め襟も身体にだんだんなじんで行くのだろう。

入学式をつつがなく終了して新一年生と、二年三年生との対面式というのがある。ここで新一年生ははじめて校歌を聴く。この中学の校歌は歌詞もメロディもすばらしく、特筆すべきは2番3番が男性合唱のベテランだった前校長のアレンジで2部合唱となっている。若い歌声で高らかに歌うこの校歌を聞くたびにぼくはこころから感動してしまう。 きっと新一年生も初めてこの校歌を聞いて、こんなすばらしい校歌がある学校に通える事を嬉しく、誇らしく思ったはずだ。卒業しても校歌というのはいくつになってもずっと覚えているもの。新しい中学一年生のこれから長い人生のバックグラウンドにいつも静かに聞こえているのはこの校歌になっていく。
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桜も新一年生を祝福している。