シチリアのシラクサにいます。シラクサのさらに先端のオルティージャ島にいます。なぜここかと言うとカラヴァッジォ「聖ルチアの埋葬」があるから。今回のカラヴァッジォ巡礼についてはもう一度書くとして、今ここの空気を楽しんでいます。
日本ではシチリアマフィアの巣窟のような治安の悪い場所だと言われています。また日本ではパリでテロがあるとヨーロッパの旅は危険だと思われています。でもテロが起こった場所以外は99.9%危険ではありません。たとえば御嶽山が噴火しても名古屋はおろか、木曽福島でも王滝村でも危険でないと同じです。シチリアでは普通の人が普通に笑顔で暮らしています。こんなステキな雰囲気の場所に過度な安全を求めて日本での環境をそのまま連れていくような団体旅行をする必要はありません。旅のパーツは日本語でネットには山ほど存在しています。それをひとつひとつ組み合わせれば良い旅をこしらえることができます。これからもわたしは笑顔の人びとに会いに旅を続けていきます。