スーツの着心地の7割は服地で決まります。あとの3割は縫製とフィッティング。スーツの素材として良い素材をチョイスすると間違いなくスーツの着心地は向上いたします。また良い素材はドレープ感が良いため見た目も美しいのです。
オーダーサロンタナカ2011年秋冬入荷のトップバッターとして紹介するのはイタリア、ロロピアーナ社のスーパー170`s「WISH」。羊毛の細さが15ミクロンと極細番手羊毛をウーステッドにして100%使用。1mあたり270gで織り上げました。当店にある商品はすべて店主の目でよりすぐった素材ばかりですがその中でもトップクラスのクオリティを誇ります。
スーパー170sの美しいドレープ感。柄はあくまで「タイムレスエレガンス」
今回9/27までの期間、数量限定でオーダースーツ価格128000円(税込)をスペシャルプライス108000円(税込)でオーダーいただけます。くわしくはこちらをご覧ください。
それではロロピアーナ社のフラッグシップ素材であるスーパー170`sをくわしくご紹介いたしましょう。
- 1mあたり270gとは
- ロロピアーナ素材で比較すると3シーズン素材のタスマニアンは1mあたり250gでそれよりも20g多く付けてあります。極細羊毛は原価が高く、少ない目付のほうがコストが下がりますがあえて20g増やす事でしっかり感をだしています。 また重要な事として目付をつけているため縫製しやすいため美しいスーツになります。
- スーパー170`sの耐久性
- スーパー100などと比べると繊細なのでていねいに着用していただく必要があります。羊毛は休ませながら着ていただくと元に復元する性質がありそのため間をあけて着ていただけば長く御愛用いただけるはずです。
- ここ一番のスーツに
- 耐久性のところで書きましたが日常のビジネスでバンバン着るのには向いていませんがここぞのビジネス機会などで着る「勝負スーツ」としては最高でしょう。ワザと後加工で付けたツヤではなく細番手羊毛に由来する自然なツヤとやわからいドレープ感がなんとも上品。一目で違いがわかるスーツであなたをさらに上のステージに引き上げるでしょう。
- スーパー170の柄について
- スーパー170`sには目立つハデな柄はありません。小柄を中心にあくまで落ち着いたコレクション。これはロロピアーナ社の高級ラインに関するコンセプト「タイムレスエレガンス」に準拠しています。はやりすたりのない5年後、10年後に着用しても時代遅れにならないデザインとなっています。このスーパー170`sをご自分に対する「資産」と考え毎年オーダーくださるお客さんもございます。
- スーパー170`sの糸仕様について
- ちょっと技術的な話になります。ロロピアーナスーパー170`sは15ミクロンの原毛を100%使用し74番手の糸にして織り上げています。これに対してタスマニアン150`sは96番手です。本来番手が高い方が品質がいいはずですが番手をあえて落としているのは意味が有るのです。1.ドライ過ぎずふんわりした手触りを出す。2.耐久性を向上させる。3.縫製をしやすくして美しいスーツにするため。この3つの理由で糸番手を74番手に設定してスーパー170`s独自のエレガントな世界を表現しています。