名古屋から京都に行くときだいたい新幹線かクルマを考える。でも新幹線は往復1万円とお高いしクルマは駐車場や渋滞もある。普通列車旅行のエバンジェスタとなるべく昨日早朝6時半JR名古屋駅から京都に向かった。今回は青春18切符ではなく鉄道の日記念切符で一日普通列車使い放題券3枚ついて9150円で一枚3050円となる。
大垣、米原で乗り継ぎ朝9時過ぎに京都に着き向かった先は南禅寺近く朝粥で有名な「瓢亭」。あさからごちそうを食べ冷酒を飲む。出てきた朝粥の美味なこと。餡をかけながらいただいた。ありがたいことです。その後石川五右衛門ゆかりの
南禅寺の三門に昇り時間もないので、サントリー山崎ディスティラリーにこれまたJRで向かった。ウイスキー蔵の中の芳醇な香りに惹かれ今回で3度目の訪問。ここでしか飲めないシングルカスクをショットたとえば200円とお安く飲めるのもいい。
午後3時からは宮内庁サイトで予約してあった京都御所に見学に。桂離宮、修学院離宮などはずっと満員だったが京都御所は空きがおおく、内容はどうかなとタカをくくっていた。でも初めて行く京都御所には感動した。雨の中の参観だったが雨に濡れた宮中の建物の凛として美しい事。京都の都心とおもえない樹木の大きさでミヤビな庭もすばらしい。どんな質問にもよどみなく応えてくれる宮内庁の職員さんの落ち着いた説明にこの方はたぶんやんごとなき血筋の方ではないかと思えるほど。参観料無料なのがもうしわけないほどエレガントな時間を過ごした。
その後、四条の天麩羅屋さんでグジの天麩羅などを賞味しながらたっぷりお酒を飲んでその後、普通列車でとぼとぼ名古屋に帰ってきたのである。 ポルシェでお茶屋さんに横付けして芸者遊びをするわけでなし普通電車に乗り工場見学してお金もかからずかつミヤビ気分なおじさんたちだった。
瓢亭にて 朝粥の前に
朝粥には餡をたっぷりかけて
サントリー山崎ディスティラリーは20年物でも200円で飲める。
雨中でも傘なんていらないのだ。京都御所の車寄せ前にて。
庭も自然で雅。自然さがイングリッシュガーデンになぜか通じる。京都御所。