年明けて数時間しかたっていない外が真っ暗のうちに伊勢に家族で向かう。近鉄の車窓からは夜の名古屋や四日市の街はまるで青く暗いヨーロッパの工業地帯のよう。伊勢市に到着し徒歩で近い豊受大神宮(外宮)に向かう。近年大人気の伊勢神宮だがまだそとが真っ暗のうちには行列もなくすっきり玉砂利を踏んで参拝できる。暗い中たき火が焚かれ厳かな雰囲気の中、元旦の儀式が神官達によっておこなわれるのも見た。豊受大神宮は食べ物つまり農業をつかさどる神様で日本国民が飢える事なくことし一年過ごせるよう祈念した。

日本のこころのふるさとでもある伊勢神宮に元旦参るのにポリエステルの防寒着では失礼に当たる。ロロピアーナタスマニアン150sのブラックスーツ、ロロピアーナ素材の白無地シャツ、アンジェロフスコのグレーソリッドセッテピエゲネクタイ、歩きやすいスコッチグレインの黒の紐靴そしてロロピアーナカシミアブラックチェスターフィールドコートというフォーマルスタイルで伊勢の大神に敬意を表す。 
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伊勢内宮にて

外宮から皇大神宮つまり内宮はタクシーで。さすがに宇治橋前は参拝の人がこんな時間からたくさん集まっている。宇治橋の上空には大きなオリオン座、古代の人の見たあさぼらけをお正月の澄み切った空気のなかかいま見る。光のほとんど無いなかさりさりと玉砂利を踏んで内宮本殿に足をすすめる。隣には来年式年遷宮が行われるべく準備が行われている様子も見える。
本殿ではことしは日本国民がひとつになっていい年をを過ごせるよう心から祈念した。
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宇治橋の空には星座。

新栄きんぼしをやっているすぐ下の弟達もクルマで来ていたのに遭遇し二家族でおかげ横町で朝食をいただき近鉄にのり午前10時半には自宅に帰った。
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参拝後ショウガをいれた甘酒を楽しむ。
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おかげ横町も元旦には朝6時でもひとでいっぱい。
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ことし初めての食事はすし久での朝粥。