今日誕生日を迎えた。よく考えないといったい何才なのか記憶が混濁しているわからないような年齢になってしまった。この年になってハッピーバースデーもないので昨日のうちに妻には誕生日祝いはしなくていいよと伝えておいた。日頃、おいしいものに恵まれているし、ものも今はいっぱい持っているのでプレゼントもあえて必要は無い。私の子供のころ12月は年末年始であり家業も多忙で誕生日に加えてクリスマス、お正月もあるので全部一緒くたにクリスマスプレゼントは無しねと言われていた。決して豊かではない商家に兄弟がたくさんの中で育ったぼくはそれはそれでしょうがないと思っていた。自分の歳を改めて考えてみる。アラサーでもないしアラフォーでもなくアラフィフであり、間違いなく中年であり、むしろ中高年、いや老年にまっしぐらの年。名古屋住吉町にある好きな立ち飲み酒場「平八郎」で若い人とおしゃべりしているとに田中さん若いですねと言われる。でもそう言われることこそ若くない証拠だとうがった見方をついつい心のなかでしてしまう。

別に歳をとっても悪い事っていまのところあんまりない。若い頃はお金はなく財布の中はいつもからっぽ、でもこの年齢になるとあんまり欲しい物も無いし大飯喰らって大酒を飲む事も減って来てお金に困る事も無い。
クラシックスーツを着ると若い頃より間違いなく似合うようになってきた。クラシックスタイルには年輪が必要なのだ。むかしは無地しか似合わなかったのがだんだんストライプそれもだんだんはっきりしたものや幅広のものが合うようになる。 だから洋服屋にとっては歳をとることはいいことだとひそかに思っている。
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酔狂に。朝、自分の歳のシャツを着てアンプをつないでストラトキャスターをかき鳴らすの図。
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実は手にしているロロピアーナウールカシミアフランネルチョークストライプを使って仕立てたスーツが偶然にも今日出来上がっていた。スーツ屋でもスーツを新調するとうれしいもんだ。