夏の時差
昨年6月、フィレンツェピッティイマジネウォモに行ったとき、日本はまだまだ暑くなかった。羽田を深夜便で発ちシャルルドゴールで乗り継ぐ。空港の中は空調が利いているので季節はよくわからない。ミラノの空港におりたち通路を歩いて市街地にほどちかいリナーテ空港の扉を開けた瞬間分っことはイタリアは夏まっただ中だった。信じられているような地中海のカラッとした暑さではなく日本同様の湿気もしっかりある夏。急な暑さのため立っているのもやっとなのに目の前にはタクシーまちの長い行列。タクシーもぽつりぽつりと来るだけ。らちがあかないので照り返しの強いアスファルトを歩き中央駅行きのバスを探しやっとの思いで乗り継いだ。これが去年の夏の始まりの瞬間。ことしは昨日、とつぜん名古屋に夏が来た。舗装の道を歩くといままで気温が低かったのにまるで熱をためこんだかのような照り返し。摂氏35度は軽く突破しかげろうがたった。
2012年、夏のミラノ。
旅の装い
来週月曜に名古屋国際空港をフィンエアーで飛び、ヘルシンキ経由ミラノマルペンサ空港まで。マルペンサからミラノ中央駅まではシャトルバスを使う。 中央駅のバス乗り場の前にホテルを予約したのでとりあえずホテルに午後8時に着けばラッキーだ。今度は金曜日の朝には名古屋に帰る極めて短い旅なので替えの服はあまり持って行く必要は無い。でもヨーロッパにいるときはおしゃれしていくべきだという信条だし、クラシックファッションの祭典でもあるピッティウォモに出かけるわけなので装いには気を使わねばと思うのでこの旅に着ていくシャツを2枚新調した。一枚はコットンのブロードの太いネイビーストライプ。これにこれも新調したダークブラウンのシルクニットタイをすればそこそこクラシックにまとまる。昨年はロイヤルブルー無地ジャケットを着ていったので同じジャケットを着ていくわけもいかなずサファリジャケットを着ていく事に。これは私が仕立てたものとほとんど同じ形を昨年のピッティで見たのが着ていく理由。そしてもう一枚仕立てたシャツはリネン100%のドット。どちらもカラーの形はオーソドックスなワイドスプレッドにした。結局ワイドスプレッドが一番好き。
やっぱりヨーロッパでは長袖を着ないとさまにならない。