親戚のイトコ、ヒサオくんは面白いおもちゃを見つける天才。子供の頃から名古屋のデパート松坂屋の玩具売り場の店員と懇意でこれから入ってくる外国製玩具の情報をいちはやくキャッチしてアメリカマテル社などからお取り寄せしていた。大人になってからはアップルマッキントッシュは初代から使っていたし、システム手帳の代名詞、ファイロファックスも彼が日本に紹介しロンドンオリンピックでは公式時計になったウブロももう1980年代に日本に初めて紹介していた。その彼がやった大きな仕事といえば当1988年当時無名の英国人技術者と一から作り上げたサイクロン掃除機G -Force、ヒロちゃんすごい物作ったよ!フィルターが要らない掃除機作ったんだ。絶対良いよとすすめてくれた。でもその価格は27万円で僕は全く手が出なかった。それでも当時感度のいい客、たとえばユーミンが買ってくれたと言って自慢していた。英国人技術者の設計図を元に金型から起こしてつくられたのでコストが増大し当然彼の会社の資金繰りは苦しく、その後、その掃除機の権利は他社に渡った。
shodai
炭火焼き鳥きんぼしの事務所で今でも現役でつかわれているG-Force

ダイソンデジタルスリムDC62というコード式より強力なコードレスクリーナーという謳い文句が毎日のように僕のマック上のブラウザに出て気になったのでひと月考え先週購入した。使ってみたらホントに強力でとてもバッテリ駆動と思えないパワフルな吸いっぷり。プラスチックの筒の中にみるみるチリが溜まりグルグル回るので店のカーペットを掃除しても楽しい。掃除機のヘッドもぐるぐる回ってゴミやホコリをどんどん吸い込むし3時間くらいでフル充電。お値段は69800円とやや高いがその価値はある。ヒサオくんが作り上げたサイクロン掃除機、ここまで進化したんだ。ヒサオくんとサイクロン掃除機を作り上げた英国人技術者の名前はジェイムスダイソン
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ダイソンデジタルスリムDC62