今日は七月一日。このまえ元日の寒い朝早起きして伊勢神宮にお参りしたとおもったらことしももう半分過ぎてしまった。今日は朝七時を過ぎるとかんかん照り、そんな中、母と自由が丘北の我が家の墓地まで月初めの墓参。桜通を走って赤萩の交差点で平八郎さんでの飲み友達KAMBAさんと偶然会う。昼はみんながんばっているんだなあ。ぼくも7月がんばろう。
先週、加盟している紳士服地ホールセール業界の組合の総会を錦3丁目「芳蘭亭」で開催した。芳蘭亭は料亭としては珍しく中華料理で、さらにここのオーナーの仁瓶さんが自ら料理長として腕をふるっている。料亭のご主人がオーナーシェフであることは珍しい事ではないかと思う。やはり料理長を雇うとその料理長が変わるリスクもありその場合味のクオリティが保たれないし、オーナーとの意見の違いも出る場合もあると聞いている。その点オーナーシェフなら看板の味を守りながら品質を高め続けることができる。今回予約したら仁瓶料理長が良い料理出しますよ!といっていただいたのでとても楽しみにしていた。そして当日、あんまり美味しかったのでここでちょっとご紹介。
まず出てくるオードブル。よく中華で出てくるのとは全く違った新しい味を味わえる。小さなひとつひとつ心を込めてつくっていただいているので幸せな気分になれる仁瓶料理長とは朝ときどき柳橋市場でお会いする。いい材料を吟味してオードブルに活かしている。
これで一人前。静岡の一軒の農家だけが作っていると言われる小さい冬瓜で金華ハム、薬膳、干し貝柱などでじっくり作ったスープが入っていて冬瓜をそぎながらいただく。熱いスープで暑気払いの一品。
天然鮎の春巻き。鮎が骨を抜いて一匹入っている。骨はカリッと唐揚げして。
フォアグラの蒸し物を食べて口がまったりすると右のホオヅキの実を食べて味わいを変える。
芳蘭亭名物「角煮の酢豚」豚の角煮を唐揚げにして黒酢餡をかけている。カリッと揚がった立方体を割るとほくほくした肉があらわれる。それを次の写真のマントウといっしょにいただく。
シメは清湯スープで作った鶏葱そば。細麺をつかって軽やかに。