コットンは人類とって一番近い繊維で今から8000年前栽培した証拠がメキシコでみつかっている。現在世界中で生産されているが生産されている地区の中では多い順に1アメリカ合衆国、2 インド、3ウズベキスタン、4ブラジル、5パキスタンである。日本最初の綿花栽培は愛知県西尾市で8世紀末に始まったそうだ。コットンは一本一本の繊維も細いため肌触りも良いし吸湿性もあり衣服やタオル、資材などに幅広く使われている。松本隆作詞で太田裕美が歌った木綿のハンカチーフでもないがオーガニック、ナチュラル、ロハスという良イメージを持つことは間違いない。
夏のスーツやジャケットの素材に使われることも多いコットンだが、イタリアロロピアーナ社はそのコットンにエレガントさを加えるためにウールとシルクをミックスした「トリロジー」を夏のために「プロポステ・コレクション」でリリースしている。48%コットン、44%ウール、6%シルクで4mm幅という極めて細かいヘリンボン組織で1mあたり200gと軽やかに織り上げた。経糸はSUMMER TASMANIAN やLIGHTEST と同じSUPER150’s WOOL に世界でも極めて細いSILK600をシルクフィラメントしたもの。横糸には100番手のCOTTON を使っている。
WOOL COTTONでありながらとても繊細でエレガントな表情が特徴です。シルクを配しているためロイヤルブルー、ベージュの発色はとても美しくツヤもあります。夏のジャケットには軽やかにアンコン仕立てがおすすめです。
ロロピアーナ社トリロジー スペシャルプライス オーダージャケット価格69800円(税込)