フィレンツェはとても美しい街で世界からそして日本からの観光客はとてもおおい。街を歩いていると日本人女性がショップなどで働いているのに出逢うことがある。今回も常宿である駅前のホテルのレストランで浜村さんという女性スタッフに出会った。聞くと多くの日本人女性がここで働いているとのこと。やはり女性は男性より辛抱強く、この地でながくがんばっている方は男性より女性のほうが多いようだ。いつも行くトルナブオーニ通りの大好きな居酒屋プロカッチさんにも長くひとりの日本人女性が働いていて地元の人にも観光客にも適切なアドヴァイスをしていてとても好感が持てる。

昨年夏ひとりでピッティ・ウオモに来た際、共和国広場近くで食料品店ENOTECA LOMBARDIの開店がありそのとき働いていた日本人女性ゆきさんと知り合った。話してみるとYUKIさんはブログを書いているという。それではお互いのブログを見ようということとなった。そして帰国後そのブログをみたらフィレンツェ中央市場で働くゆきさんとそれをとりまくイタリア人のことが活き活きとブログにつづられていて読んでいてとても楽しく、それからそのブログの読者となった。ゆきさんのブログ「フィレンツェ花より。。生活」はここ。ゆきさんはフィレンツェを訪れる日本人の中でも知られているらしく、今回同行したタカシ夫妻も事前に市場に行ってゆきさんに会うといいと友人からアドバイスされたという。そんなことで今回YUKIさんと再会するため、そしていい食材を手に入れるため朝8時にサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からあるいてすぐの中央市場(メルカートチェントラーレ)におじゃました。
 開けっ放しの朝の市場はことのほか冷える。そんな中、半年ぶりにあうダウンジャケットを着たゆきさんはやっぱり覚えていてくれた。そこで働いているイタリア人からの信用もあつい
YUKIさんはまさに店長としてりっぱに店を切り盛りしていた。忙しいなか、ありったけの地元トスカーナ産のチーズや生ハムやいいワインも試食させてくれた。ほんとうなら全部買って日本に持って帰りたいくらいだったが残念ながら旅人の持てる量は限られているので普通のドライトマトより味が濃いドライチェリートマト、いくつか試食して好みの味だったペコリーノチーズを買った。それを家で食べたらやっぱり極上の味わい。もっとたくさん買ってこればいいのにと家族にいわれたくらい。

もしフィレンツェに行くことがあれば朝7時から午後2時頃まで中央市場一階のENOTECA LONBARDIで働く彼女を訪ねることをおすすめする。美味しい地元のチーズ、プロシュート、赤ワインをぞんぶんに試食させてくれるはず。そして彼女の温かい人柄でフィレンツェの朝がきっとさらに楽しくなることうけおいだ。 
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フィレンツェ中央市場一階LOMBARDIにてYUKIさんと。彼女を訪ねるとフィレンツェの食材、そしてフィレンツェの情報など教えてくれるはず。
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ハムやチーズを切るスタッフと。彼らからも
YUKIさんは頼りにされている。
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タカシ夫妻もトスカーナの味に興味しんしん。
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フィレンツェ中央市場の二階は野菜売り場だったが最近リニューアルしてイートインが出来るようになった。
YUKIさんの店で買った食材もビールかワインを二階で一杯頼むと食べることができる。 一階は午後二時までだが二階は午後10時までやっている。