我が家は都会の真中にあるのでコンビニは至ることろにあるが近所に八百屋、スーパーがない。そこで先日妻の実家に行った際、ドライブの途中、JAとぴあ浜松農産物直売所「ファーマーズマーケット」で地元で穫れた野菜を買いに行った。このあたりは三方原と呼ばれ肥えた土の大地で大根、じゃがいもなど根菜類をはじめ野菜の名産地でもある。この直売所ではだいたいこの地区で採れたもので先日は「ふくみつ」という春キャベツを二玉と春タマネギなどを仕込んだ。

昨晩、それを三年ほど前に買ったバーミキュラという琺瑯鍋でポトフを仕立ててみた。ポトフと言えば聞こえがいいが実はキャベツ、人参、タマネギ、じゃがいもをざっくり切って市販のソーセージとともにキューブのコンソメ汁で煮ただけの超簡単料理。さ出来上がってさて食べてみると野菜がとろけるような甘さで極めて美味。シンプルな料理だけに素材の良さがそのまま出ていてポトフってこんなに美味かったっけと驚く。三方原という良い産地で採れた旬の作物の旨さというのは素晴らしいと今更ながら知る。何度もおかわりをしてひと鍋家族全員でペロリと食べてしまった。

素材というなら洋服も同じ。いい産地、羊毛ならオーストラリア。そこで採れたメリノ種の極上原毛をセンスの良いイタリアで織り上げる。それをちゃんとした仕立て方と適正でかつオシャレを意識したサイズで作るといい服になる。 着る時期も大事で同じ素材をずっと着るのではなく季節感を感じて着こなす。3月4月には軽やかな春物素材、そして5月になると平織りのトロピカルを着るのが洋服における旬のイメージなのかも。
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あっという間に食べてなくなってしまったのでポトフの画像は残念ながら無い。この鍋が最近良く知られるようになってきたバーミキュラで当家では煮物に威力を発揮する。