5月はもうクールビズの時期。この時期にもスーツを着たいおしゃれを楽しむスーツラヴァーも大勢いらっしゃいます。そんなスーツラヴァーなら禁止されているわけでは無いので思い切ってさわやかな印象を与えるスーツを着てみてはいかがでしょう? 夏でも快適にスーツを着るノウハウはいくつかあります。

その1 盛夏の素材を選ぶ
盛夏でも快適に着用できる素材はいくつかリリースされています。1mあたり210gで反射防止加工が施されたエルメネジルドゼニア、クールエフェクトや1mあたり165gと超軽量のミユキのスーパーライトシャリックを選ぶといいでしょう。スーパーライトシャリックは柄9色、無地8色で展開しています。

その2 サイジングをコンパクトに
袖が長いと暑苦しいし、上着丈も長めだとそれも重い印象を与えるので、サイジングはコンパクトにまとめることが盛夏のスーツの鉄則です。

その3 もっとも涼しいのはアンコン仕立て
当店の基本は本バス毛芯を縫い付ける縫製ですが薄い毛芯をなるべく少なめに使い、パットも無いアンコンなら軽くなりますし裏の開口部が大きくなり涼しくなります。ただ見た目は本バス毛芯仕立てのほうが立体感があり美しいので、そのあたり思案のしどころです。

その4 インヴィジブルソックスを履く
イタリア、フィレンツェで開催される夏のメンズ展示会、夏のピッティ・ウォモではスーツ姿の男たちがたくさんいますが6月のフィレンツェは摂氏3度を越えて猛暑、その中でまずホーズなど長い靴下を履く人はいません。 みんな足元涼しげにインビジブルソックスを履いています。

ミユキシャリックスーパーライトのピンヘッドチャコールグレーで店主自身のスーツを仕立てました。ウール79%ポリエステル21%で1mあたり165gの超軽量でも耐久性を確保した素材です。モヘヤが入っていないためチクチクすることがなくなめらかな手触り。ポリエステルでも軽量化のために最小限使うのは合理的な方法でしょう。画像のスーツは美しく仕上がるよう本バス毛芯、背抜き仕立てとしました。着用のインプレッションは軽く涼しいですが見た目はご覧のとおり威厳のある仕上がりとなりました。

ミユキシャリックスーパーライト 
スペシャルプライス オーダースーツ価格 72000円(税込)

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仕立てが難しい極薄素材が美しく仕上がるのは縫製工場の腕が良い証拠。本バス毛芯の良さが表現された仕上がりです。当店に展示してあるのでご覧くださいませ。試着も可能です。
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1611C 上の画像のスーツはこのグレーのピンヘッドで仕立てました。とても上品な仕上がりとなりました。
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1611B 濃紺のピンヘッドも表面感のあるスーツになります。
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1443A ブルーにおだやかなストライプ
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1535B チャコールグレーに穏やかなストライプ
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1600C ロイヤルブルー無地
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1611Bブルーピンヘッド バンチでお選びいただいても価格は同じです。
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インビジブルソックスで涼しげに