フィレンツェの朝、アンドレア・デル・サルトの名作壁画、キオストロ デッロ スカルツオに行き、

アレッツオの朝はサン・フランチェスコ教会で近年改修が完成した、ピエロデッラフランチェスカの「十字架伝説」を見て、

そしてローマではスペインにあるカラヴァッジョがたまたま来ていてラッキーにも夕食後も美術館が開いていてそれを見て、帰国する朝はゆっくりバルベリーニローマ国立絵画館を見る。

世界遺産の6割はイタリアにあるといわれるまさに美の宝庫。 そして美術というプライスレスな物を僅かな料金を払えばゆっくり見られるという、それもまたプライスレスなことをせずに無駄な時間を過ごす手はないとばかり、先月のピッティイマジネウォモを含むイタリア出張では仕事の合間を縫って素晴らしい美術を見た。

250年前からイギリスをはじめヨーロッパの人たちは交通機関がない中、イタリアに美術を鑑賞するためにそしてその美を学びに競うように訪れた。それを大旅行、つまりグランドツアー、イタリア語ではグランツーリスモと呼んだ。

イタリアの最大の魅力は美術だと思っている。古典の美を見続けることによって、我々に審美が自然に養われ、ひいてはいい洋服を選び、売ることができるとこころから信じている。グランツーリスモの人々の如く、いや、飛行機、列車という文明の利器を享受して美術品を見ることができることができる私はほんとうに幸せだ。

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アンドレア・デル・サルトの壁画はフィレンツェに行ったら見るべきだと思う。
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ピエロデッラフランチェスカ「十字架伝説」
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アレッツオ、ヴァザーリの家 ヴァザーリ自ら描いた天井絵
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アレッツオ、サン・フランチェスコ教会の地下にグランドツアーの3Dによる記録映画がありとてもおもしろかった。200年前のヨーロッパ人の目でみるヨーロッパの美しさとでもいうべきか。
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ローマで夕食後クイリナーレ宮殿の近くを散歩していたらカラバッジョの展覧会を発見
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そこで見た、スペイン、プラド美術館所蔵のカラバッジョ。登場人物はいつもの方々。