リファレンスCDというをご存知だろうか。オーディオ機器を比較する時、オーディオの実力を比較するために同じ音源を決めておくのがリファレンスCD。わたしにとってのリファレンスCDはドナルド・フェイゲン「NIGHT FLY」、ピンク・フロイド「DARK SIDE OF THE MOON」そして白鳥英美子「VOICE OF MINE」だった。トワ・エ・モワの女性ボーカル、白鳥英美子は日本最高のポップスシンガーだと常々思っていたが生で機会はほとんどなかった。

2日前、名古屋ブルーノートでトワ・エ・モワのライブがあったので早速予約。今年最後のライブとして楽しみにしていた。 開演の21時30分を待っていると背の高い男性と細い女性がステージに上がってきた。いつもはもっとジャジーだったりブルージーなミュージシャンを選んでライブに出かけているので正統派フォークデュオのトワ・エ・モワはわたしには違和感があるかと思った。白鳥英美子をおめあてにしていたがふくらみのあるバリトンボイスの芥川澄夫が生み出す柔らかな和音空間が名古屋ブルーノートの大きくない空間にひろがる。当たり前のことだが音程完璧、リズム完璧であるベテラン二人の美しいコーラスをクラブで聞いているのはホントに心地よかった。芥川澄夫は来月御年70歳になるとのことだが、何時間でもこの美しいコーラスに浸っていたかった。

ことし最後のライブとして感激しました。名古屋ブルーノートさんまたトワ・エ・モワを呼んでください。行きますから。

 


ご存知札幌オリンピックテーマソング

これがデビュー曲。「或る日突然」