2日昼、家で母と話していてずいぶん静岡市街地にある母の実家に行っていないことに気付く。なにも用事のない正月休みなのでえいやとばかり母を連れて静岡にむけて高速道路を走ることに。静岡は空いていれば1時間40分で着く。母の実家をまもるおじさん夫婦には事前に連絡もせずサプライズでドアホン鳴らす。
二人合わせて180歳のおじ夫婦は母からだいぶ老けたと聞いていたので、久しぶりにあうおばさんにぼく宏明ですよ、覚えていますか?ときいたらヒロちゃんなにいってんの!と怒られた。予想以上におじ夫婦が頭脳明晰身体も元気で安心した。
母方のおじ宅で母、おば、おじ。
今はオーダーサロンタナカはご来店のお客さまが多いため店頭でのオーダーだけで出張販売はしない。ただ23才の頃から10年前まで約20年毎年2回出張オーダー会をおじさん夫婦の営むレディースモードサナダヤの2階で行っていた。だから静岡は若い頃の苦労が染みこむ思い出深い場所である。
そのレディースモードサナダヤは浅間通商店街に面していて、当時お昼ごはんは商店街のお店で食べていた。その一軒「第二美濃屋」がまだ営業していたのではいってみた。 ここのラーメンはぼくが小学生の頃から食べていた。シンプルな醤油味の支那ソバはほんとうに懐かしい味で感激。
第二美濃屋のシンプルなラーメン。旨い!
3日は娘が成人式なので名古屋駅のホテルまで送り迎えと写真係。いつもはラフな大学生ファッションの娘だがやはりクラシカルな振り袖に身を包むと正直見違えるよう。駅で待合せた時は誰だかわからなかったほど。やはり日本の着物の実力はすごいものだと改めて実感した。昨年9月頃から成人式のためのスーツを作ってくださいという若者が20人以上来て近頃の成人式の盛り上がりは驚くほど。
成人式の娘と
娘もいい人生を歩んで欲しい。
ここのブログにもいくたびか登場(五回)したことのあるおじ、妙香園の会長田中富治郎がこの1日逝去した。96歳で病気にもかからずコトンと老衰で息を引き取るまさに大往生。弟である我が父は23年前に亡くなりその葬儀の挨拶で会長は、いつか私もあの世に行き、電車に乗ると弟や親戚がにぎやかに大勢乗っていて兄貴遅れてきたかと声をかけてくれるでしょうというスピーチをしてくれた。この正月そんな情景が西の空の向こうでくりひろげられているのかなと天を仰いだ。 そんな悲喜こもごものお正月でした。