リナーテ空港からならほんとひとっ飛び。見事なくらいすぐにパリ、オルリー空港に着いた朝でした。デモ、テロなど危険だという情報が日本にいっぱい流れています。でも日常の人々のパリでの暮らしはきっと変わらないと確信して思い切ってここに来ました。8年、いや9年か、パリにはずっと来ていませんでした。パリ左岸を歩くと、品物を販売して生活している人間にとってはヒントに溢れています。近いうちにここで感じたことをブログにしたためることが出来ればと思います。ただ、まだ着いたばかりです。

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車窓からはまさしくパリの景色

ロダン美術館で精力的な彫刻家の作品と庭園のような美術館を楽しんだあと、オルセー美術館まで歩く道の名前がブルゴーニュ通り、なんだかお腹が空いてきました。ビストロ、ブラッセリー、レストランいろいろ店はありますが、外からのぞいて見てもどこに入ればいいかわかりません。えいやとばかり角のお店に入ると小さな丸テーブルに招かれました。オードブルとメインのデジュネつまりランチメニューがあると言うのでギャルソンに僕は肉、妻は魚をオーダー。田舎風パテの後、クスクスの上に骨つき仔羊の煮込みが出てきました。ハウスワイン赤を頼んだらキャラフェの底に澱がしっかり沈んだフルボディで本場を実感。
服が触れ合うくらい近いとなりの席に座ったのは犬連れの紳士。犬は好きですが、彼らの寿命はあまりに短かすぎ、お別れが怖くて飼うことすら出来ない小心者のわたしです。そんなわたしに親愛の眼差しをくれる君が愛おしい。ついつい仔羊の骨をプレゼントしようかな。可愛い君がすべてのエキス吸いつくまではほとんど瞬間でした。彼女はやがてパリの街に去って行きました。
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文豪とアンヴァリッド。
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パテで一杯呑んでたら
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黒目の可愛いお嬢さんに見つめられると。
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それじゃ僕は肉、君は骨よ。
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今日もお友だちに。