ピッティイマジネウォモに貫かれている3大原則があります。
「1.現実に着る服であること」
ことあるごとに書いていますが、ピッティ・イマージネ・ウォモは商業展示会です。展示会で扱われているのは現実にお店で売る洋服や靴や小物。ショーのため、先進性を誇示するためのものは基本的にありません。このあたりがリアルクローズの展示会と言われる理由です。
「2.天然素材を重視」
イタリア、ヨーロッパの服飾文化はそれが何でできているのかを徹底的にこだわります。スーツはウール、シャツはコットン、靴は本革と見てくれの良さ、お求めやすいお値段より長く楽しめるための天然マテリアルという部分は大事にします。
「3.テーラー文化への尊重」
華やかで自由な雰囲気のカジュアルゾーンが楽しいピッティ会場ですがその中に貫かれているのは現在でも残っているサルト(テーラー)文化へのリスペクトです。スーツ、ジャケット、パンツ、靴などのようなクラシックなアイテムはもちろんのことですがカジュアルなアイテムの中にもそれが垣間見えます。
今回のピッティ・イマージネ・ウォモ、スーツの方も多かった気がします。会場で見かけたスーツスタイルのスナップです。着こなしの参考にしてみてください。画像をクリックすると拡大します。
グレー無地の3ピース。ジレはダブルのショールカラー。
普通に着ていますが普通にかっこいい。
背筋伸ばしてポケットチーフをあしらえばあなたもこうなります。
スコットランド、ラバットツイード素材の3ピース
太い畝のコーデュロイスーツ
これはヤバイ。ギャングスター。
ネイビーピンストライプスーツにコートはピッティ掛け。
ごく普通ですがヨーロッパではまずワイドスプレット系シャツです。
ネイビー無地スーツにネイビー無地タイをあわせてた端正な着こなし。
スーツの2タックノーベルト仕様にカメラマンも注目。
コーデュロイのタイトなスーツ。
渋いブラウンのスーツ
左はビンテージ柄のスーツ、右はベストパンツが揃い。
ノッポさんはグレーのスーツ。
チェックのダブルのジェントルマンをパチリ。
巻物でアクセント。
グレーの二人組、パンツのラインが美しい。
この方もグレーチェックのダブルスーツにコートはピッティ掛け。
チェックのダブルをタートルセーターで。
スーツ、ネクタイ、コートすべてネイビーのグラデーションコーデ
グレー無地スーツにブルーシャツ。
ライトグレーストライプダブル。ネクタイとコートの色をコーデ。
シンプルかつきれいなスーツです。
こう見るとグレー無地が多いですがたまたまかも。
ライトブラウンダブルスーツにテラコッタコート。
ライトグレーシャークスキンダブルスーツ
ネイビー無地のスーツ。
ミディアムグレースーツ
テラコッタのスリーピース
ツイード系グレースーツ、ピークラペルで。
スーツの袖はシャツを1cm出すのが基本。
素敵なレディのベージュスーツです。
グレー無地スーツにボーダーのタートルセーター。