ウイーンは美術史美術館のことばかり考えていたので歴史や文化を事前に学ぶことを疎かにしていた。やはり行ったことのない街はイメージが出にくいものです。街に着いて急に気がついたのはウイーンはオーソンウェルズの名作「第三の男」の舞台になった場所。映画好きの母親に言ったら語ること語ること、あやうくネタバレ。母の故郷、当時の静岡は映画だけが楽しみみたいなもんですから。
わたしはといえば第三の男はエビスビールのテーマで知られる音楽親しんでいたのですが、映画は昔一度見ただけ、妻は見たことないと言う。Amazonで買おうと思ったらAmazonプライムでタダで見られるとのこと。ありがたいもんです。
家でウイーンを思い出しながらこの渋い白黒映画を見直しました。主人公の泊まるホテルはザッハトルテで有名なホテルザッハ。有名な観覧車シーンや地下下水道の追跡シーン今見てもスリリング。ウイーンの公用語のドイツ語と英語が混じってユーモラスでもありました。パソコンの画面でみるのが残念ではありますがプロットやカット割も面白く、間違いなく映画史上に残る名作ですね。これを見ながら旅をもう一度楽しみました。
ホテルザッハ、ここに主人公泊まっています。