先日の休みも秋を探しに飛騨にいきました。本当は秋を探しにというより「山椒」を探しにいったのです。7月立山に登った帰りに新穂高近くの道の駅で青山椒とミルのセットを買ったのですが、その挽きたての山椒が実に香り高く、もう少し追加で買いたくなったのです。飛騨清見インターから高山を過ぎ、丹生川村あたりのおみやげ店に入っても売っていません。平湯トンネルを越え平湯で探しても売っていませんでした。ネットで販売元を探し、尋ねると一軒の旅館に入れているそう。そこにいってゲットしました。ちなみにゲットしたのはコレ。これから当家の料理のグレードがあがりそうです。

平湯の滝で秋を見つけた。

美濃、飛騨あたりの道の駅、サービスエリアには「鶏ちゃん(けいちゃん_)」という生の味付け鶏肉の冷凍したものが400円前後で売っています。野菜と一緒に炒めると一品できるのでときどき買っていました。今回、鶏ちゃんの味噌というのが売っていたので買ってみました。鶏のモモを買って自分で味をつけ鶏ちゃんを作ったらどんな味かを試したかったのです。自分で作ると美味しくないかもと心配しながら。自宅に帰り、味噌を味見したらそんな特別な味とも思いませんでした。辛味をつけるためちょっと豆板醤を混ぜ、鶏のももを刻んで1時間あまり漬けてフライパンにサラダ油を引き炒めて野菜を混ぜてさらに炒めてできあがり。こわごわ試食しましたら、サービスエリアで買う冷凍の既製品よりもずっとずっと美味しくできあがりました。既製品より自作のほうがこんなに美味しいなんて正直目からうろこでした。

自作のケイちゃん

仕事がおわって、栄のラシックに行き、セレクトショップで買い物。服を見たり買ったりするのは好きだから洋服屋なのにセレクトショップさんでも時々買い物します。ある店で妻がチェックのパンツを見つけ、買うことになりました。そのパンツはその店のPBでナイロン主体でしたが3万近いお値段でした。丈とウエストは合っていなかったので聞くとお直し代が掛かるといいます。バーゲンではないのです。ウエストはともかく丈が既製品にぴったり合うなんてありません。その店は「着る服」を売っているのでなく、パンツというその物体を売っているのでしょうか。パンツなど身体に合わせてはじめて着ることができて命が吹き込まれるのです。店に文句を言ってはいけませんと妻に叱られながらちょっとどうなのかなと考えてしまいました。オーダーメイドはモノではなく、オーダーするという「体験」と着てもらってその「着心地」を売っていると常々考えています。お店で買うこういう体験もオーダースーツ屋の肥やしになっていきます。