コロナ禍の緊急事態宣言も明けて友人をさそってひさしぶりのきんぼし新栄店。午後7時40分からの予約でしたから、店まで独りで散歩しながら行くことにしました。きんぼし新栄店までは急げば30分くらいで歩けるはずですが、なるべくゆっくり歩こうと、私の靴で一番重いパラブーツのミカエルを選びました。

家をでて桜通りをまっすぐ行くとアネックスビルですが、10/18に35年の営業で東急ハンズが幕を閉じアネックスの閉館。なんかこの前開店したばかりなのにもうおわりなんですね。35年の歳月が風のように行き過ぎてしまいました。まだまだ使えるビルなのに解体するのでしょうか。ヨーロッパはテナントは変わっても建物はリノベして長く使います。だからいつ行っても同じ光景が広がり街の景色にアイデンティティがありますが、日本はまだ使えるビルをすぐ壊して建て替えてしまいます。日本は地震があるからと言い訳を聞きますがイタリアだって地震国です。ローマの中心街の景色はすっと変わりません。

久屋大通公園を歩くと私が生まれた年に完成した名古屋テレビ塔も今は電波を出してなく、モニュメントとなってしまいました。どこかの会社が久屋大通の設計やお店の誘致を担当したのでしょうか、空虚な感じのよくあるテナントが続きます。そしてオアシス21の坂を登り夜空を見上げると名古屋芸術文化会館の上に満月がでています。ちょっとメランコリックな気分でした。

アネックスは10/18で閉店。嗚呼。
これをおしゃれと思わなきゃいけないんですね。
わが町近景。
芸文センターと満月