昨日は四日市IC近くの菰野町のゴルフコース、グレイスヒルズゴルフクラブに。アウトは強い北風が吹き、体が冷えてパットが入らず47。42のノダ、43のサノくんの後塵を拝しました。ランチのあと、ショットが悪い中、難しいパットをつないでつないで、上がり3ホールをすべてパーにして40で上がり、逃げるノダを急追しましたが結局87で一打負けました。でもゴルフは楽し。

プレーのあと、コースから車で15分の椿大神社に昨年戴いた御札を納めに行くことにしました。神社までの途中、田中家のルーツの地である水沢(すいざわ)を通ります。ここは伊勢茶の産地で、この地出身の祖父が伊勢茶を売る店を名古屋に出し、田中家が名古屋に出る礎を築いたのです。

感慨深い気持ちで水沢を通るとみちすがら偶然「田中鈑金」の看板をみつけました。ここは親戚で私が幼い頃よく遊んでくれた田中三成さんが創業した工場です。残念ながら3年前、逝去したとはがきが来ました。それ以来、仏壇にも参っていなかったので、急遽立ち寄ることにしました。突然の訪問だったのですがご子息は快くお仏壇の前に案内していただきました。戒名は釋成就とのことで、三成さんが生前にご自身でつけたそうです。この世でなし得ることは成し得たのでしょう。その戒名をみて三成さんの人生が71年の短かったにしろ実りあるものだったことが想像できました。

椿大神社

そして午後4時を過ぎ、空もすこしずつ暗くなってくる中、椿大神社の森に着きました。ここでこころのこもったご祈祷を受け、その後、お客様の新さんにおしえていただいた津の新玉亭に足を伸ばして美味しいうな丼をいただきその日の夕餉としました。

グレイスヒルズのフェアウェイ越しに秋色した鈴鹿山脈がきれいに見えました。そで一晩明けて今日は妻と、鈴鹿山脈の槍ヶ岳といわれる鎌ヶ岳をめざしました。

菰野インターから望む鎌ヶ岳

朝10時に鈴鹿スカイラインの武平峠パーキングに車を止め、鎌ヶ岳の登山道を歩き始めると、一組のクライマーに会いました。風が強すぎて登頂を断念してもどってきたとのこと。その姿になんだか不安になりながらも、とりあえず上を目指すことにしました。尾根筋に登ると峠を吹き抜ける滋賀県側からの強い風で体をもっていかれそう。ウインドブレーカーのフードをかぶり、帽子が飛ばないようにして身をかがめて登ります。

強風で帽子が飛ばないようにフードをかぶる。
妻は元気

長い登山道ではないですが、上りは急です。花崗岩が風化した登山道を行くと、崩落したガレ場も見えてスリル満点。そそりたつ頂上が見えてきました。

頂上が見えてきました。

登山は頂上が見えると近いものです。ガレ場を避けた巻道の登山道の急坂をよじ登るとそこが鎌ヶ岳山頂でした。不思議に山頂は風も穏やかで美しいながめにこころ洗われました。

鎌ヶ岳登頂
頂上からの景色。
山並みの美しさ