朝は雨雲が切れて青空が見えた時間をみはからって月初めの母との墓参。さあ今日から9月です。どんな秋になるんでしょうか。

先日、ショーウインドウにマリーノ・マリーニの版画を飾りました。マリーノマリーニというと小さな子どもの天使が馬に乗った彫刻が有名。それが小牧市のメナード美術館にあるということで、お休みの今日はKくんと出かけてきました。名古屋人にとって小牧は「小牧空港」。小牧の市内はじつはあまり行ったことがなく、改めて訪れると工業を中心とした産業の盛んなところだと再認識しました。

化粧品会社のメナードの創業者のなくなった奥様が集めたコレクションを中心とした美術館だとのこと。入館してすぐあるのがマリーノ・マリーニの彫刻。通常は青銅製ですがここの大作は木で彫ってあります。5年前に上皇夫妻もお越しになりご高覧いただいたようです。二次大戦後すぐの作品で戦争で疲弊したイタリアの復興を願っての作品だそう。

美術館の定番、印象派やピカソに加え、ゴッホが2点、シュールレアリストのマグリッドの良いものがあり、展示されている点数は多くないながらいい目の保養になりました。アートディーラーのKくんと絵を見ながらのアート談義も楽しいものです。

これが所蔵のマリーノ・マリーニの木彫
写真撮影がご法度なので窓の外から、実物はこんな大きさ。
メナード美術館