気がついたらもう10月、おついたちの先祖の墓参に行く道、秋の風を期待しましたが日差しがまだ厳しく残念な残暑がまだ続いている名古屋です。
10月からはジャケット着用がマストとなります。
ありがたいことにコロナ禍の間でもゴルフはご法度でなかったので、休みのたびに足繁くゴルフ場に通いました。
さて10月になると、ジャケット着用が義務となるコースがほとんどとなります。ゴルフに来たのだからゴルフするスタイルでいいのではとジャケット着用を苦痛と考えるプレーヤーもいらっしゃるようです。洋服屋のわたしはジャケット着用は大好きで、どんなに暑くても寒くても年中ジャケットを来てゴルフ場に入場します。おしゃれの機会ができて嬉しい限り。
なぜジャケット着用なのか
なぜジャケット着用が義務付けれられているのでしょうか。
もともとゴルフ場は同好の士がカントリークラブ(=田舎の社交場)で遊ぶのが起源。クラブの決め事がたとえ不合理であってもそれを守る人だけが遊ぶことを許される場所でした。
ゴルフ場は自然のままのようですが、実は多くの人の手と時間をかけて管理している場所を、18ホールのゴルフ場ですと一日150人以上の人がシェアして使っている「公共の場所」なのです。昼食をとるレストランでは今日は何人プレーするか数え、あらかじめ食材を用意します。
ひろい空間ですが、自分の心のままに自由気ままに過ごす場所ではなく、快適なプレーをしてもらうためゴルフ場を守り管理する人や自分のパーティー以外のプレーヤーのことも考えて楽しむ「遊び」が「ゴルフ」。
ゴルフ場のルールを守り、みんなのことを考えてプレーする「ジェントルマン=善良な人だ」だと言外に「宣言する」のがジャケットを着用する意味です。めんどくさがってジャケットを着ない人は、みんなのためのゴルフ場で好き勝手やるんじゃないかなと思われてもしょうがありません。
ただおしゃれのためではなくそんな重要な意味があるジャケット着用ですが、ドレスコードをめんどくさいと思わずにオシャレを楽しんでいただくこころをお持ちいただくと、ゴルフライフも一層楽しみが深くなるはず。