爽やかな秋の空のもと山に向かう。

昨日木曜日はお休み。朝、お天気サイトを調べると北アルプス周辺はお天気だとのこと。いそいでクルマで上高地までのバス発着ポイント、あかんだな駐車場に向かいました。2週間前にも行きましたが、上高地の観光スポット河童橋から徒歩1時間40分の徳沢がとてもいい場所でした。でもそこから見えるまるで槍ヶ岳のような尖った山は槍ヶ岳でなく前穂高だと知りました。

あかんだな駐車場で秋の爽やかな空気を感じる。

2週間前には紅葉も全く始まっていませんでしたのでそろそろ始まるころですし、徳沢から歩いて一時間の横尾あたりに行ったら槍ヶ岳が見えるのではと淡い期待をいただいて午前11時半から上高地バスターミナルを歩き始めました。

河童橋から見える景色も最高
梓川沿いの道をずっと歩く。

秋の澄み切った空気で山も美しく見える中、脚は軽くどんどん進みます。40分で明神そしてさらに40分で徳沢につきました。朝飯はしっかり食べたのに、お腹が空いたのでカレーライスをいただきました。山でいただくカレーは美味いですね。どんな高級料理も勝てません。

徳沢園でいただいたカレー

北アルプス登山基地、横尾に着く。

空腹も満たされ、またさらに先の横尾に向かいました。どんどん歩きますが河童橋からずっと川沿いの道でなかなか山道になりません。約50分後横尾につきました。このあたりでなら槍ヶ岳が見えるかと思いましたがまだ見えません。休憩もせずに大きな横尾大橋をわたり槍ヶ岳の登山基地である涸沢に向かう道なら見えるだろうと思って更に歩きましたが全く状況はかわりません。

2時間40分かけて横尾大橋に着く。
横尾大橋から見る梓川

槍は見えず。じっと手を見る。

槍ヶ岳登山からもどってくる登山者の方に訪ねたら涸沢までの道では槍ヶ岳は見えないとのこと。横尾から梓川を渡らずに一時間歩いたところの槍見河原で槍ヶ岳が見えるとの情報を知りました。情報もなしに歩いた我々の作戦ミス。いままで3時間以上あるいたのはなんだったのかと肩を落とし、疲れた脚を引きずりそこから12km離れた河童橋まで戻っていきました。

この山の向こうに槍ヶ岳があるのではと期待を抱いたり。
右の山の裾に槍ヶ岳が隠れているのかと期待するが
残念なことですがここで力尽きました。ああ槍ヶ岳。
槍の代わりに看板だけでも。

都会では汚い空気を吸って肺も疲れていただろうから、肺のためにいいトレッキングだったねと負け惜しみを言いながら。河童橋からの有名な景色も夕日に照らされ、上高地バスターミナルについたのは午後4時50分で最終バスのひとつまえ。

トータルで歩いた22Kmは徒労だったのか。

帰途で見る秋の明神岳
夕暮れの焼岳
帰り道あかんだな駐車場から見える夕焼けに映える飛騨の山