日中が暑くなって連休前だというのに初夏を思わせる陽気だったからか、この週末も夏素材のスーツ、ジャケットをオーダーいただくお客様で当店はにぎわいました。ありがとうございました。今日はイタリア・ビエラで世界最大のオーダーマーケット毛織物会社ビターレ・バルベリス・カノニコ社（通称VBC）のウールミックスのスーツ素材をご紹介いたします。
ウール＆モヘア
3シーズン素材は綾織が基本なのでツヤの美しい素材が多いのですが、夏素材となると平織りでウールですとどうしてもマットな表面感となります。その点ウールにモヘアをミックスして縦横の色に変化をつけるとツヤ感が出てきますので古いテーラーには人気がある素材でした。モヘアは南アフリカやトルコで産出のアンゴラヤギの毛で直線的な原毛が特徴です。直線的な繊維のため保温性が無いので夏にはサラッと感じていいのですが、硬くチクチク感じる場合もあります。このイタリア・ビターレ・バルベリス・カノニコ社（通称VBC)のウールモヘアはハリはありますがチクチクは少ないのです。
ビターレ・バルベリス・カノニコ社（通称VBC）ウール＆モヘア
ウール73％モヘア27％ 270ｇ/ｍ
made in Italy
オーダースーツ価格79,800円（税込）
ウール＆リネン
日本では麻（アサ）と言われるのがリネン。亜麻=フラックスが原料でフランス、ベルギーなどヨーロッパで多く栽培されています。通気性がよくひんやりした肌触りのため夏には最適な素材です。ただリネン100％ですとシワがもどらないですがウールとミックスするとシワも収まってきて使いやすくなります。平織りならさらに夏にはぴったりで盛夏にも着用可能です。カジュアル感もありファッション感度の高いお客様から支持を集めている素材です。
ビターレ・バルベリス・カノニコ社（通称VBC）ウール＆リネン
ウール53％リネン47％ 220ｇ/ｍ
（ナチュラルストライプとマローネアズーロウィンドペンはウールシルクリネン）
made in Italy
オーダースーツ価格74,800円（税込）
