今回は約一週間で名古屋から東京、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ブリュッセル、アントワープ、ブリュッセル、ローマ、ヴァチカン、ローマ、日本と移動。タイトな旅のつもりはありませんでしたが、書き出して見るとすごいもんです。

郷土を愛することは平和を愛すること

今朝パンテオン近くのコーヒー店タッサドーロに豆を買いに行きました。カウンターでカプチーノをいただきながら日本で食べたことのなかったマリトッツオを試してみました。甘みの少ないたっぷりの生クリームをはさんだコッペパンはほんと美味しくいただきました。

タッサドーロのマリトッツオ

パンテオンではパンテオンを守るイタリア全土からの団体が楽隊を伴い行進をしているのをみました。彼らが掲げる旗にはイタリア各地の名前が記されています。パンテオンにはイタリア統一を成し遂げたヴィットリオエマニエーレ王が眠っています。彼らは郷土を愛し、イタリアを愛する人たちなのでしょう。皆さん誇り高くりりしい顔をしています。

日本では国を愛するというと、ともするとネトウヨ扱い。わたしの卒業した高校の同級生の頭いい人たちからは私はバカ呼ばわりです。わたしは国を愛さずに平和を愛することはできないと信じています。自国の平和は他国の平和と同時に成り立つと考えています。

ローマの空はバロック

ローマ近くの宿からタクシーでフィウミチーノ空港までは55ユーロ。イタリアからのお別れでちょっとセンチになってタクシーの窓から空を眺めると曇り空。でも雲の表情は微妙にちがう。そうです。バロック絵画の雲と一緒ですね。

なんたって平和が一番

今回訪ねたベルギーはイタリアから空路で1時間半。そう離れていません。第一次大戦ではヨーロッパ近隣諸国同士で血で血を争う戦いをしたあと欧州中に手足の欠落した人があふれたそうです。それが国際連盟のきっかけだったそうですが、その願いも虚しくヒトラーの出現により二次大戦の勃発。さすがに懲りて、ヨーロッパは欧州連合で今は国境管理もなく、ヨーロッパ内はパスポートコントロールは不要。通貨も英国をのぞいて統一されて平和を謳歌しています。ヨーロッパとも離れていないパレスチナ。今日のガザ戦争終結はなんとか首尾よくいってほしいと祈っています。