出張から帰国してもう一週間が経とうとしています。今回移動が多かったため帰国してすぐはさすがに疲れてブログを書くことができませんでしたがそろそろ書き始めます。

今回ピッティイマジネウォモで見かけたモードな人々のスナップをご紹介する前に我々がフィレンツェの駅から北に歩いて5分のところにあるバッソ要塞で行われるピッティイマジネウォモでどんなことをしているか、ピッティ初日の様子を時系列で書いてみましょう。

ローマからフィレンツェは特急列車で

前日ローマ、フィウミチーノ空港についてタクシーでローマ・テルミニ駅近くのホテルまでタクシー。定額の55ユーロ。さくっと夕食を済ませ、就寝。朝起きたらブログを書き、朝食後歩いて3分のテルミニ駅からフィレンツェサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで7時55分発、日本で予約したITALOに乗ってフィレンツェサンタ・マリア・ノヴェッラ駅まで一時間40分。この日はピッティイマジネウォモ初日なので我々と同じくに参加するピッティピープルも列車で見かけます。

フィレンツェサンタ・マリア・ノヴェッラまでの特急イタロにて。

フィレンツェ サンタ・マリア・ノヴェッラ駅は眼の前がサンタ・マリア・ノヴェッラ教会があるのでその名前がついています。そこは市内観光もすべて歩いていける便利な場所です。ホテルまでは歩いて7分ほど。途中の街中でピッティピープルも見かけます。

フィレンツェ バッソ要塞にいくみちすがらもピッティピープルに何組か遭遇

駅からバッソ要塞まではいつもは歩きますが、最近できたトラムに乗ると一駅ですが楽ちんです。車両は我が国のHITACHI製。安心です。

最近はトラムでピッティの会場に。一駅だけですが。

ピッティイマジネウォモ会場に到着

今年もピッティイマジネウォモに来れました。バッソ要塞前で記念にパチリ

日本からネットで予約した入場券でサクッと入場。やはり冬のピッティは夏より盛り上がります。

入場するといつもの華やかさ。メインパビリオン前
メインパビリオン前 多くの人がウール系コート着用。
メインパビリオン前 多くの人がウール系コート着用その2
ピッティのロゴが見えるここもフォトポイント

メインパビリオンに入る

この日はまず正午にステファノビジとのアポイントがあったのでビジのブースのある、いまピッティでも一番中心になっているメインパビリオン地下を目指す。各ブースにあるアイテムもチェック、当店で買付できるかも調べる。こうやってステファノビジやロージコレクションなども見つけていった。

地下の一番いい場所でずっとブースを展開しているブルネロ・クチネリ
こういう小物系もチェック

ステファノビジのブースを見つけ、さっそく買付けタイム。沢山のネクタイ素材を通して見ながら次の秋冬のネクタイを選びます。お互いプロなので15分程でサクッと完了。

ネクタイ生地から完成したネクタイを想像して選んでいきます。

人に会う

ピッティ会場で取引先と会うのも重要です。スタッフから直接、素材情報などを聞くのはとても貴重な財産になります。

ピアチェンツァ社のご当主と
いつもこのサイトで会うエルメネジルド・ゼニア社マウロ部長とゼニア社ご一行。
当店がお世話になっていますシャツメーカーのスタッフと。
フィレンツェの街では元ゼニア、今VBCの重鎮、ランディ氏と。

着こなし調査

これはもっとも重要なミッションです。ファッションモデルでなくリアルクローズの範疇内でここまでちゃんと着こなしている人が集まる機会は世界でもそうないでしょう。この人たちのスナップを撮ることは今現在の着こなしを学ぶことにほかなりません。オーダーサロンタナカで、自分の趣味・趣向からのアドバイスではなく、世界の着こなしを見たうえで、正確に着こなしのアドバイスができるのも、ここでの学びのおかげです。以前はコンパクトデジカメを使っていました。でも昨年末私はiphone16pro 、妻はiphone16にアップグレードして、スナップに使いましたが評判通り。ごらんのとおりその画像は相当リアルでいい感じです。

スナップ解説は近日中に公開で今日はその触りだけでも。

色を変えたオッドベストは着こなしのアイテムかも
ダブルブレストスーツは男のおしゃれの頂点です。
女性もダンディに
ワイドパンツも増加傾向
アメリカンな着こなしもいい感じです。

戦いすんで日が暮れて

せっかくお店を休んできたからにはピッティの会場にはかならず午前10時半に入って、午後4時過ぎまでは情報収集とスナップ撮影に明け暮れます。40や50代のころはなんともなかったですが、66歳になった今では身体にこたえます。会場をあとにしてフィレンツェの空が暮れてくる頃足をのばすのは世界で一番美しい通りのひとつトルナブオーニ通りにあるプロカッチ。そこでのグラス一杯が今日の戦いを癒やします。