アート教養だ。そういう人も多くいますが。わたしのとってはアートは出会い系。

いつもそう思います。今日も春の山でアートに出会いました。出かけたのは大山崎山荘。

15年ほど前だったかひとりぼっちで名古屋から鈍行電車に乗ってここにきました。青春18きっぷです。たぶんウイスキー工場見学のついでだったのでしょう。坂が急だったこととクラシックな建築と安藤忠雄の建物の対比以外に強い印象は残っていませんでした。

京都に散歩に出かけましたがどこ行くあてもなく、妻が行ったことがないというので大山崎山荘に向かいました。駅の近くにクルマを止め、坂を登り続け短いトンネルをくぐり庭園を抜けた上にある瀟洒な西洋風山荘で松本竣介の展覧会が開かれていました。この画家のことは全く知りませんでしたが、山荘のクラシックなしつらえの中に置かれた36年の短い生涯で描かれた画家の魂に触れ、心動かされました。

トンネルを抜けて
大山崎山荘美術館
テラスから
安藤忠雄の建築
庭園にはウサギの銅像

前回の訪問ではいけなかった山崎聖天様に行きました。屋敷の門から強烈な階段を登ってお聖天様に着きます。

山崎聖天への階段
山崎聖天
お聖天様に守られています。