日本全国40度にならんとする猛暑日が続きます。そんな中、好きなゴルフも無理。そうなると家でゴロゴロを決め込むか、もしくは3000m級の山に登るかという選択で、先週の水木立山を目指しました。コロナ禍の前はほぼ毎年行っていましたが久しぶりの立山となります。幸運にも室堂近くの山小屋、雷鳥荘のダブル二段ベッド部屋も予約できました。実は山でのお泊りは人生初です。わくわく。


先週書いたブログで紹介しましたが、名古屋石井スポーツで立山登山のためのバックパックを探しに行ったら、スタッフ女性に行程を尋ねられ、早朝4時古屋発、ケーブルカー&バスを乗り継ぎ室堂10時、それから雄山、大汝山、富士ノ折立、それから雷鳥荘に戻る行程だというと、それは無理がある。前日昼過ぎまでに室堂から雷鳥荘に入り、その日は高山に馴れるため室堂周辺散策、そして次の日の朝5時から立山の尾根を目指して大走りを登り、それから富士ノ折立、大汝山、雄山を目指して室堂に帰着が昼過ぎ、そして名古屋に帰るという行程が自然じゃないかと親切丁寧に地図を見ながら教えてもらいました。さっそくそのスタッフさん作成の行程に従い、名古屋を朝6時に出ました。10時過ぎ、立山駅に着き、ケーブルカー、バスで室堂に着きます。日差しは強いですが20度前後の爽やかさ。夏の間ずっとここに居たい気持ち。
室堂ステーション前で天然水をグビリ、ミクリガ池を経由して雷鳥荘に入りました。ちょっと心配していたダブル2段ベッドも悪く有りません。天然温泉に入ったあと、明日行く道の下見を兼ねて、雷鳥沢キャンプ場を過ぎ、川を渡り、チングルマが咲き乱れる原っぱを歩く午後も素敵な時間でした。山のサンセットを高台からながめる夢のような体験でした。





そして山小屋の食事がなかなか美味しゅうございました。次の日のためのお弁当をいただきそれで布団にはいり深い眠りにつきました。外界についての夢から覚めたのが朝の4時。満点の星が出ていると期待して外にでたらあいにくの曇り空。それでも明るくなった朝5時、立山の尾根を目指し歩を進めました。


急登の道をえっちらおっちら。メインの登山道で無いからか夏の登山シーズン真っ盛りなのにほとんど人に会いません。途中でお弁当を開いて朝食。なんとちらし寿司でした。酢飯で食中毒を少しでも防ぐ雷鳥荘の心使いにちょっと感動。これで必要なカロリーを摂取してまた元気100倍です。

8時過ぎに第一目標の立山の尾根に着きました。まだ残る雪渓には雷鳥にも出会いました。そこから楽しい尾根歩きに続いて難所である富士ノ折立の岩を登ります。道を間違いそうになりながらなんとか踏破。それからしばらく歩いて、映画にもなった大汝山の山小屋を目指します。小屋のご主人にチャイをすすめてもらい、そこの不思議なインド風の内装の中でいただくチャイの美味しかったこと。



それから岩の尾根伝いにすこし行くと立山の最高地点、雄山に着きました。ここには逆方向の室堂、一の越からの登山客で大賑わい。夏の間ずっと山の上の祠を守る禰宜さんに祝詞をあげてもらい、バンザイ三唱で登頂コンプリート。
久しぶりの夏山登山でしたが、外界に戻ったとき、あまりの暑さにまた立山に戻りたくなってしまいました。



