ついさきほど連休が始まったと思ったらもう5日、光陰矢の如し。人として佳く生きるには動きを止めないことと考え、せっかくいただいたゴールデンウイークのお休みは高野山に行くことに。
新緑咲き誇る5月の連休中にいつも行われるのは胎蔵界結縁灌頂。弘法大師が苦労を重ね、中国から持ち帰った真言密教の粋と言うべき儀式を知りそこに友と行くことが出来るのはまさに僥倖としか思えません。
行ったことのある人はわかるのですが高野山はマチュピチュにも比する世界遺産だと思います。1200年前に800mを越す深山幽谷に大伽藍を作り街を形成するのはどういうことなのか。厳しい坂道が続き重機もない平安時代にどうやって高野山の寺院群と多くの塔頭で成り立つ街を築いたのか神秘すら感じます。そして形成された街では山深さを全く感じません。
シモちゃんと待ち合わせは午前4時半、クルマは連休中でも朝なら渋滞なし東名阪、名阪、阪奈和道を経て最終的にすごい山道をクリアして8時には高野山へ。
まず身内の鎮魂の気持ちも込めて伺ったのは日本の武将の8割は眠ると言われる弘法大師の御墓所、奥の院へ。弘法大師がおわす奥の院では慌ただしい俗世間を忘れる時間でした。それから徒歩で結縁灌頂が行われる壇上伽藍を目指します。新緑の森からの霊気があふれる5月の高野山はただただ爽やか。途中胡麻豆腐もいただきながら歩く初夏の時間の貴重さはここ来たひとでない限りわからないかもしれません。
高野山のすべての僧がこころを込めて執り行う結縁灌頂の儀式はいつもこころを新たにさせていただきます。本来ならゆっくりここで過ごしたら素晴らしいのですが連休の大渋滞に巻き込まれるかもと灌頂を終えた1時半には帰途につき、午後五時半まえには名古屋に到着。ずっと運転してくれたシモちゃんには大感謝です。もしまた行けたらとおもう初夏の一日でした。



