2014年内は12月30日午後3時まで営業いたします。新年2015年は1月5日(月)より営業を開始いたします。

気がついたら12月も22日、もうお客様には「良いお年をお迎えください。」という挨拶の言葉をおかけしている。そんな中、イタリア・フィレンツェから来年1月13日から始まるピッティイマジネウオモの入場券が届いた。イタリアの郵便事情は悪いとよく聞くがいままで届かなかったことは一度も無い。日本人が思っているよりイタリア人は律儀だと考えている。 

ピッティイマジネウオモに通い始めて18年、最近は夏も行っているので20数回続けて通い続けている。フィレンツェという同じ町へこんなにも長く通い続けるということになるとは思いもしなかった。フィレンツェを第二の故郷と言ってもあながち間違いでは有るまい。以前にも書いたかもしれないがなぜ私がこんなにも長く通っているのかその理由を書いておきたい。私はオーダーメイドの洋服を売っている。洋服はすなわちヨーロッパの服である。呉服屋が京都に出かけるように洋服屋はヨーロッパの服である以上ヨーロッパに行って学ばなければいけないだろう。日本の洋服であってもヨーロッパとどこかつながっていない洋服など、まるでネットにつながっていないパソコンのようではないのか。ヨーロッパで使う材料、ヨーロッパでつくる製法、ヨーロッパでの着方をしらなければ真の洋服とは言えない。当店のスーツはイタリア・ミラノの有名な洋服学校セコリの講師でもある柴山登光先生がモデリスタとして作り上げられたものである。そしてわたしが毎年ピッティイマジネウオモでそこで通用している洋服の姿をウォッチングしている。こうすることで名古屋・錦の小さな店で売られているオーダースーツでもヨーロッパの衣服文化とつながることができる。だからわたしはまた今度もピッティイマジネウォモに出かけて行きます。
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ことしもちゃんとピッティイマジネウオモの入場券が届きました。