昨日の朝、もう一本持っている鉄弦のアコースティックギターの弦を新しく張り替えた。

このギターは35才になった時買った。それまで弟のアリア製の安物フォークギターを借りて弾いていたが、鈴木康博のライブを見た際、サポートを務めた岡崎倫典のギターの音に感激して買おうと思った。岡崎倫典と鈴木康博のギターはカッタウェイのあるサンタクルーズという美しいギターだった。若い頃クロスビースティルスナッシュ&ヤングが大好きだったので彼らが駆使したマーティンに憧れてもいた。そんなギターは当然高価だったが子供の頃は天文学的に見えた価格も30を過ぎた頃にはなんとか手が届くかなあと思っていた。友人のギターに詳しいキタに相談したりいろいろ調べて意を決し、名古屋広小路にあった名曲堂楽器店にマーチンかサンタクルーズを買いに行ったところ、店員さんに今入ったばかりのギターですごく良く「鳴る」ギターがあると勧められた。それは「グルーン」と聞いた事の無いギターで周りには貝のインレー(象嵌)があしらってあって美しいギターだった。サイド、裏板は当時からワシントン条約で輸入が制限されていた憧れの木材ハカランダ。弾いてみたらグンと低音弦が響き高音弦はキラキラ美しい音色がした。当時の価格で20万くらいだったはずでマーチンやサンタクルーズよりは安かった。聞いた事のないブランドだったが音の良さとやギターの美しさに惚れ込み買う事にした。その後、ずっと愛用している。しかしそのギターは日本の神田商会が一時期だけ、グルーン氏というオールドギター研究家とともに作ったものだがネットで調べても全く情報が出てこなかったが今日検索して一つだけ見つかった。

  • USA George Gruhn氏企画で、約20年前の製品で日本国内製作のグル-ン・ギタ-です。 ジョ-ジ・グル-ン氏とは、有名なコレクタ-でもあり、リペアマンでもあり、ギタ-ショップの経営者でもあり、製作家でもあるという偉業を成し遂げている方です。とても珍しいギタ-で、販売元は神田商会で製作は寺田楽器が担当していました。資料は全く残っていないらしいです。1990年代の初頭から中期にかけて、ほんのわずかに製作されたのみで、ゆえにご存知の方は少ないかもしれないですね。神田商会さん曰く、カタログも作っておらず、当時の雑誌に少し宣伝を載せただけだったということです。同時期に日本ギャラガ-も販売していたのですが、このグル-ンのほうは、圧倒的に数は少ないようです。それが証拠にほとんど見かけませんよね。ナット幅は42.5ミリで極平均的、スケ-ルは650ミリほどとなります。ポジションマ-クやヘッド、ピックガ-ドなどオリジナリティ-溢れるデザインで、ボディ-やサウンドホ-ル周りには凝った木細工が施されいます。ラウンドショルダ-が効いているのか、かなり素早いレスポンス。音量や深み、パワ-感も文句なし。癖のあるサウンドではないのですが、それでいて主張を感じるところが、また素晴らしく、唯一無二の音作りに成功しています。ポジションマーク等を含めたルックスは,ずばり,グルーン氏のお気に入りギブソン・アドバンスト・ジャンボ(Advanced Jumbo)に似せて作ってあります。 オリジナルのアドバンスト・ジャンボは1936-40年に生産された,(ブラジリアン)ローズウッドボディのジャンボギター。ファイアストライプと呼ばれるピックガード柄はややクサい感じですが,グルーン氏曰く「ギブソン・フラット・トップの最高傑作」とのこと。生産本数が少なく著名人の使用例も少ない(ステファン・グロスマンが使用してるくらいか?)ため,国内では同族のJ-45,50と比べると知名度はほとんどゼロに等しい。(本家ギブソンは90~99年に再生産品を発売。一部限定品を除く) そのせいかグルーン・ギターはあまり売れなかったようで,短命だったようです。(ブログ音楽えとせとらから転載)
ボディが大きく、弾いていてうっとりするような音色がする。以前、ジョニー宜野湾氏が名古屋に来てライブをしたとき使ってもらったことがある。細いエクストラライトゲージより最低でもライトゲージくらいのしっかりした弦を張った方がいいのだがしばらく弾かず急に弾くと指の先が痛くなるが最近はギターを良く弾いているのでなんとかこのギターも楽しめる。いまポールサイモンの「アメリカの歌」を練習している。ベトナム戦争などアメリカも多くの問題を抱えていた1970年代につくられた自分の国アメリカへの思い、そしてそれに向き合う自分の心の事を率直にそして痛切に歌った歌をいま震災の傷も癒えていない日本でひとり歌うと考えることも多い。
 
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シャイプがドレッドノート型でなく洋梨のよう。
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変わった形のヘッド
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ハカランダのギターが欲しかった。 
 
痛々しい気持ちにもなる歌だが大好きだ。