昨日は店の定休日。中学二年の娘は夏休みで暇そうにしていたので法隆寺にでも連れてってやるかと聞くと行きたいとの事。35度を超える炎天下のなかだがまあなんとかなるだろう。先週にひきつづき青春18切符を使い名古屋駅を朝6時半の関西本線にのり亀山、加茂を経由して法隆寺に。先週は一人でまわったため理解できないところもおおかったが今回はボランティアでガイドをしている方について見て回った。リタイアのあとボランティアをされていて豊富な知識をお教えいただき仏像、聖徳太子、日本最初の世界遺産である法隆寺への知識が深まった。とくに百済観音像は解説を聞きながら改めて拝むとそのすばらしさも分かってきた。前から見た姿もすばらしいが横からのお姿が素晴らしい。この仏像は観音様の威徳を表すため想像上の山、高さ8万mの須弥山の上にその何十倍の大きさでそびえ立つお姿をつくったのだそうだ。百済観音像をおさめる観音堂は平成10年に完成した。赤い近代建築だとおもったらこれも木造でまわりの堂宇と同じ作りなのだそうだ。1000年経つと現在の金堂のようになるとのこと。中学生のころ梅原猛「隠された十字架」を読み法隆寺の事は興味があったので意義ある訪問となった。
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ボランティアの方と夢殿を遠くにながめて。

それから奈良に行き、娘がまだ見た事が無いというので興福寺宝物館で阿修羅を見に行った。そのあと猿沢池の南に広がる風情のある町並みの「奈良町」を散歩した。元興寺を中心とした町並みで京都とはまたちがった味わいの地区だ。

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 奈良町でみつけた砂糖屋さんでお米でできた飴を買いました。

その後、JR「みやこ路快速」で京都に。到着したのが5時だったので仏光寺通り近くのてんぷら屋「よしおか」さんに予約をいれて訪れた。京都は大通りにはなにもない。ほそい小路を入ると豊かな「みやこ」がひろがる。この店もそんな小路に「天」の看板一つでただずんでいた。そっけないが掃除のいきどどいた店内、白衣の店主に「おまかせ」を頼んでまず冷やしてウニをあしらった茶碗蒸し。そしてウロコを立たせたグジ(甘鯛)の天ぷら。炎天下で疲れた身体に滋味がひろがる。それからお約束のハモ落とし、タコ、グジのお造り、天ぷらがつづいてシメは天茶。至福の時間をすごした。

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ひやし茶碗蒸し

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グジの天ぷら

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   ハモの落とし、タコ、グジを梅肉風味の醤油で。

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天茶