いまはクールビズのシーズンでネクタイ姿を見ることは少なくなりました。ただスーツ、ジャケットがすきなオシャレな方はこの時期ニットタイをこと方も多いようです。ニットタイはジャケットと異なるふわりとした表面感があるためオシャレに味付けをするのにいいアイテム。ただその柔らかさと巾の細さからディンプルを作るのがやや難しいかもしれません。ネクタイにきれいなディンプルを作るには人によっていろいろなコツがあると思いますが今日は私が日常やっているその中の一つをお教えしましょう。
ニットタイなのでシンプルに一番基本のプレーンノット(フォアインハンド)にします。人差し指を使うのが最大のコツ。シルクのタイで薄い素材ならダブルにしましょう。俵(タワラ)のような美しい結び目が目標です。このやり方をマスターすればシルクなど他のネクタイにも当然応用がききます。
1.始めます。プレーンノットです。
2.ぐるっと一回巻き。ネクタイの小剣はだいたい仕上りの寸法くらいに垂らしておきます。
3.巻いて上から入れるときに
4.このように人差し指をよこに差し入れます。
5.ここで大剣の真ん中に深くディンプル(窪み)をつけます。
6.大剣を引っ張りながらじわじわと(ここ大事!)結び目を締めていきます。こうすればとれにくい結び目になります。
5.仕上げで鏡を見ながら形を整えれば深くキレイなディンプルができます。ニットタイは一番ディンプルがつきにくいのでこれをマスターすればシルクのネクタイは簡単にできるようになるはずです。
こんな着こなしとなりました。