昨日10/5東京千鳥ヶ淵英国大使館でおこなわれたTHE CAMPAIGN FOR WOOLのキックオフイベントに招待を受け出席した。大使館でのパーティなど未だかって行った事がないのでご招待にとても喜んだ。

Tha Campaign for woolとはプリンスオフウェールズつまりチャールズ英国皇太子が年前に始めたウール振興イベント。皇太子は洋服好きでありまた環境保護論者。ウールの持つ天然のさまざまなすばらしい特性、また再生可能で廃棄する場合にも環境負荷がない、ウール製品が持続可能な文明に寄与するところなどウール製品の振興が環境保護に寄与するという発想だ。昨年はロンドンセビルローの舗装道路に芝生を敷き詰めヒツジを放牧したイベントを行い世界的に注目された。ことしは世界主要都市で今週キャンペーンフォーウールがのイベントが行われそれに先駆けて日本では英国大使館でキックオフイベントが行われた。イベントにはウールビジネスに携わる業者200人以上が参加し、ファッション業界の一員である私も参加したというわけ。デパート、商社、毛織物メーカー、ストア、ショップ、テーラーなどメンズファッションの世界のそうそうたるメンバーが英国大使館大使公邸に集合した。まずこのイベントのエクセブティブディレクターの挨拶のあと英国ウォレン大使の日本語によるスピーチが行われイベントが華やかに始まった。英国著名デザイナーからのウールについての賛辞も紹介された。

「常にわたしの第一選択肢はウール。なぜならウールは天然繊維で機能的、そして多くの品質特性を有している。ウールは最高。」ポールスミス
「ウールは優れた天然繊維の一つ。多様性と着心地の良さが知られていて冬は暖かく夏は涼しい。ウールが王ならシルクは女王、綿は叔母で麻は叔父。」ビビアンウエストウッド
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ウォレン英国大使の日本語によるスピーチ

庭では世界で初めての試み?である人間とヒツジによるファッションショーがお天気の美しい芝生の上で行われた。羊をひきつれたモデルが2011秋冬のスタイルで登場。かわいい羊に参加者は大喜び。今回は英国大使公邸で行われるとあってファッション業界にたずさわっている者でもあり、ほとんどの参加者がネクタイにポケットチーフを挿したスーツ姿、これには嬉しかったなあ。クールビズが声高に叫ばれている今、ネクタイを締めている人は少なくなってしまった。でもぼくはスーツとネクタイスタイルが好き。せっかく街に生きるのなら装いを楽しんで生きたい。朝起きて仕事に行くのにどんなスーツ、シャツ、ネクタイを選びどんなVゾーンにしようか考えるのを楽しみと思う人は必ずいると思う。そんなお洒落を楽しむ人のお手伝いをぼくはこれからもしていきたい。このイベントで強く思った。

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公邸内での秋冬コレクションの展示

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おせわになったドーメルジャポンの野沢さんと

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フィッシュ&チップス(チップスはさつまいも!)ローストビーフ、マッシュルームのガーリックバター味

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公邸のお庭にて。背広ネクタイ姿の200余名

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羊と人間によるファッションショー

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MENS EXでおなじみVestaのきーちゃんはドーメル365のジャケット着用。