仕事柄、毎年スーツ、ジャケットを自分用に仕立てる。採寸、サイジングの研究材料ということですこしずつだがサイズを変えて仕立てている。そうすると2?3年前の服は時代がかって見えてくることもある。どうしても新しく仕立てた服を中心に着てしまう事も理解できる。でも古い服も続けてローテーションに加えて着てほしい。クラシックスーツは長い歴史を経てかたちが定まったもので基本的に長い間色あせないデザインだ。ちょっとくらいサイジングが違っても十分今のデザインとして通用するしそう有るべきだと思う。新しいものばかりのコレクターではなく古いものも可愛がって着方、解釈を変えて楽しめばおしゃれも達人の域に入ってくる。古い服は自分のいわば「履歴」でもあるのだ。古いものもとりまぜて着るとウールも休まりワードロープの傷みも少なくなる。クラシックスーツ、ジャケットなら長い間楽しむことができるはず。
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今日はひさしぶりの雨だから4年前に買ったGTAのそこそこクラシックなラインのコットンカーゴパンツ、昨年作ったロロピアーナ素材のシャツ、昨年ロロピアーナCASHMERE WISH cashmere85% super150 15%で仕立てたアンコンジャケット、そして靴は二年前買ったウェストンのゴルフですごそう。