うちには中二の娘がいる。昨日はひな祭り、冬が過ぎ春になる季節のお祭りがもとになっているのだろう。何日か前から娘と妻は文句をいいながら二人で飾り付けをしていた。今は当たり前に家族いっしょにいるがいつかは娘も家をでることになるかもしれない。一緒にいる喜びはやはりこころをこめた宴でかみしめることって大事だと思う。昨晩は家庭で朝のうちに名古屋柳橋市場で仕込んだ食材を使ってのおひな祭りの小宴。メヒカリの一夜干し、マグロ中トロ、魚のすり身のけんちん汁。イカの塩からがこの夜のメニュー、またデザートにはこの地方には「おこしもの」という米を使ったひな祭りのころに食べるおやつを丸の内の「野口屋」さんで買って来ていた。
お酒は白酒ということになるが、強いし味があまり好きではないので韓国のどぶろく、マッコリをそのかわりにした。ちょっと
あたまをひねって似ている食べ物飲み物をかわりにつかうのも家庭の食卓ならではの楽しさ。
田中家のおひな様
尾張地方に伝わる米餅「おこしもの」
脂が乗っているマグロの中トロ
メヒカリってほんとに美味しい魚ですね。
玉山窯の小さな織部志野の器にイカの塩辛を盛る。
魚のすり身をおだんごにしてけんちん汁風に